橋下徹氏 ワリエワ問題に「出場前に出場資格がないか、あるのかを確定した上で競技に入らないと」

[ 2022年2月17日 09:57 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が17日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。昨年12月のドーピング違反が発覚しながら北京五輪出場継続が認められ、フィギュアスケート女子SPで1位となったカミラ・ワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)について言及した。

 15日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、ワリエワからは禁止薬物トリメタジジン以外に、心臓疾患の治療に使用される「ハイポキセン」「L―カルニチン」が検出されたことが明らかになった。ともに禁止物質ではないが、ダイエット効果がある「L―カルニチン」は注射などによる制限値を超えた投与は禁止。心臓への酸素供給を助ける「ハイポキセン」は米国反ドーピング機関(USADA)が最近、禁止薬物指定を訴えて実現しなかった。USADAのタイガート委員長は3種類の薬を組み合わせた服用の利点を「持久力の向上、疲労の軽減、酸素消費効率の促進」と説明。世界反ドーピング機関(WADA)は、2種類の薬物検出はトリメタジジンを誤って摂取したとのワリエワの主張と合わないと指摘している。

 橋下氏は「僕はやっぱり運営方法がずさんというか、これが悪いなってことに尽きると思います」とし、「出場前に、出場資格がないか、あるのかってことを確定した上で競技に入らないと」と指摘。そして「これみんな大騒ぎしてますけど、ワリエワ選手、こんな状況の中で普通、プレーできない」と言い、「だから出場前に出場資格があるということをいったん認めた以上は競技に集中させて、いったんドーピングの話はそこで終わらせて、あまりもめずに、競技が終わった後にもう1回ドーピングの話をやって、本当に不正があれば過去にさかのぼって資格をはく奪するとか、メダルを返還させるってことをやればいいわけで、競技中にドーピングの話をずっとやり続けるっていうのは最悪の運営だと思います」と自身の考えを述べた。

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2022年2月17日のニュース