ジャニーズJr.68人で継承する“ジャニーイズム” 滝沢副社長が「ジャニーズ・アイランド」初演出

[ 2021年11月18日 04:00 ]

製作発表で壇上に並ぶジャニーズJr.(撮影・尾崎 有希)
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 総勢68人のジャニーズJr.が座長を務める舞台「ジャニーズ・アイランド」(東京・帝国劇場、来年1月1~26日)の製作発表会見が17日、都内で行われた。「HiHi Jets」「美 少年」「7 MEN 侍」のメンバーら20人が出席。「HiHi Jets」の高橋優斗(22)は「ジャニーさんが僕たちに伝えてくれたメッセージを、ジュニア一丸となって伝えられたら」と“ジャニーイズム”の継承を宣言した。

 故ジャニー喜多川さんの集大成的作品と位置づけられ、2012年に初演された舞台。今回は滝沢秀明副社長が初めて同作の演出を担当。サブタイトル「THE NEW WORLD」もこの日新たに発表された。滝沢氏は本紙などの取材に「ジャニーさんから皆がいろんなことを教わった。今度はその人たちが教わったことを次世代に伝えなきゃいけない。だから“新しい世界”なんです」と込めた思いを明かした。

 さまざまなスペクタクル演出が見どころ。中でもジャニーさんが大切にしてきたのは平和への願い。戦争を経験したからこそ、その悲惨さや戦争のない世界の尊さを舞台で表現してきた。

 今回も滝沢氏はその思いを受け継いでいく。鹿児島県の知覧特攻平和会館と連絡を取り、資料などを読み込んだ。「ジャニーさんから教わった“戦争は絶対にダメなんだ”というメッセージを次の世代に伝えていく役目がある」と表情を引き締めた。

 平均年齢16.9歳の68人が力を合わせて“ジャニーイズム”を継承する舞台。高橋は「ジャニーさんを知る世代と知らない世代が交わる、このタイミングしか起こりえない舞台」と意義を強調。「美 少年」の岩崎大昇(19)も「一人一人が責任を持って全力でパフォーマンスができたら」と意気込んだ。今回最年長の「7 MEN 侍」の中村嶺亜(24)も「出演者全員で切磋琢磨(せっさたくま)できたら」と気合を入れていた。

 ≪フレッシュジャニーズJr. 天国のジャニーさんに届ける≫会見には“フレッシュジャニーズJr.”として、今年6月にオーディションで入所したばかりの末永光(13)、壹岐碧(11)、鈴木瑛朝(11)の3人も出席した。白い衣装で登場し、巨大ポスターの布を剥がすという大役を成し遂げた。まだあどけなさも残る中、最年少の鈴木は「最年少らしくない舞台をやりたい」と堂々の宣言。末永は「天国のジャニーさんにも喜んでもらえるパフォーマンスをしたい」と決意をのぞかせた。

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2021年11月18日のニュース