薬師丸ひろ子「似た人を見たことがない」　「ジェントルマン」な大物俳優との共演「悪いな。お先に…って」

薬師丸ひろ子
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　女優で歌手の薬師丸ひろ子（57）が18日放送の文化放送「くにまるジャパン極」に出演。1989年に他界した俳優の松田優作さん（享年40）との共演を振り返った。

　薬師丸は中学1年生だった1978年にデビューすると、18歳だった1983年には映画「探偵物語」で松田さんと共演した。松田さんの印象を聞かれると、「優作さんもやはりいまだに優作さんに似た人を見たことがない。そういう特別な方でしたね」と力説。「作品に向き合う姿勢というか、妥協は許さないっていう。それが私と一緒の作品であってもやはり優作さんなりの映画に対するスタイルみたいなものがあって。それを貫いてらしたし。本当にスタッフの皆さんがついて行くのが大変なぐらい、一途な思いで作品にぶつかっていた方でした」と続けた。

　松田さんと芝居の話をしていたのかと聞かれると、「そうでもなかったように思いますね」と薬師丸。「当時優作さんはまだ30代ですよね。なんかとってもジェントルマンで、いろいろ大変なことがあっても『じゃあ、悪いな。お先に帰るわ、ひろ子』って言って帰っていくんですけど。『どうぞ、お帰り下さい』みたいな感じで」と笑わせた。