武田真治 Wキャストで改めて感じた市村正親の偉大さ「マネしようとしても全然違う」

[ 2021年11月18日 15:30 ]

ミュージカル「オリバー!」の取材会に登場した武田真治
Photo By スポニチ

 俳優・武田真治(48)は18日、大阪市内でミュージカル「オリバー!」(12月4~14日、大阪・梅田芸術劇場メインホール)の取材会に出席。「70歳の老人役ですが、手応え感じてます」と語った。

 「オリバー!」はチャールズ・ディケンズの長編小説「オリバー・ツイスト」が原作のミュージカル。武田は市村正親(72)とWキャストで少年スリ団の親玉・フェイギン役を演じる。過去に、市村の舞台で何度も共演した武田だが「これまで何度も市村作品に出させてもらいました。オーディションで(役を)勝ち取って恩返ししようと、死に物狂いで取り組みました」とWキャストの役を勝ち取った。

 10月7日から11月7日まで1カ月間の東京公演。「演じる度に自分が元気になります」と手応え十分だ。Wキャストの市村から「全然違うフェイギンになっていいから」と同じ役でも個性を出すようにアドバイスされたが「大先輩と同じ役を作るのはとても贅沢。コピーしたいと考えていたけど、マネしようとしても全然違いました」と市村の偉大さを改めて知ったようだ。

 18、19年とNHK紅白歌合戦で、天童よしみ(67)、五木ひろし(73)という大御所と共演してサックスを演奏。「貴重な経験。人生のご褒美だと思います」と武田。今回の舞台も「人生のご褒美」と捉えながら「自分にとっての戦いの場所。自分の血や肉になる」と楽しみにしている。久々の関西での公演。「シェークスピアの生まれた国のウイット溢れたやりとりは面白い。100年以上前に書かれた原作。ユーモアを大阪の方に知解して楽しんでいただけると思います」と自信をのぞかせた。

続きを表示

2021年11月18日のニュース