朝ドラ「おちょやん」塚地武雅 「バズるくらい頑張りたい」

[ 2021年4月28日 08:15 ]

NHK連続テレビ小説「おちょやん」で漫才師・花車当郎役を演じる塚地武雅(C)NHK
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 NHK連続テレビ小説「おちょやん」で漫才師・花車当郎役を演じるお笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅(49)が「当郎がバズるくらい頑張りたい」と強い意欲を明かした。

 
 当郎は、しゃべくり漫才で名をはせる漫才師。戦時中、防空壕(ごう)に避難した千代(杉咲花)と偶然出会った。

 塚地は「最初の撮影が防空壕の中で千代と漫才のようなやりとりをするシーンでした。読み合わせの時から、杉咲さんは言い方やテンポなど、どうすれば面白くなるかをしっかり分かっていたので、掛け合いも楽しくできました」と説明。千代に関しては「本当に応援したくなる人物で、それでいて気さくで明るい。チャキチャキしたテンポで話しているのが小気味いいですし、楽しい人物なので、その人に関われて、なおかつ影響を与える役をさせてもらえるのはうれしいです」と話す。

 当郎のモデルとみられるのが、大正・昭和の時代に活躍した漫才師の花菱アチャコさんだ。アチャコさんは横山エンタツさんとコンビを組んで一世を風靡(ふうび)。1954年から65年までNHKラジオ第1のドラマ「お父さんはお人好し」で、千代のモデルとなった女優の浪花千栄子さんと共演し、人気を博した。

 そんな役柄に塚地は「芸人でありつつも、役者さんでもある役どころなので、自分に通ずるところも感じました。こんなありがたい役はないので、全力で臨みました」と述懐。ラジオドラマのシーンについては「視聴者のみなさんに『面白い!楽しい!』ということが伝わって、『笑うってええな』と感じていただきたいです。特に、このご時世だからこそ、お茶の間が楽しくなるような役を担えたらなと思っています」と話す。

 ドラマ終盤を彩る重要な役柄。「こういった人たちがいたから、今のお笑いがあるんだな、喜劇やお芝居があるんだな、と思ってもらえたらうれしいです」と胸の内を明かした。

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2021年4月28日のニュース