坂上忍 「紀州のドン・ファン」元妻逮捕に「県警がどれだけカードを持っているか」

[ 2021年4月28日 13:33 ]

坂上忍
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 俳優の坂上忍(53)が28日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に生出演。「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助さん(当時77歳)が2018年に不審死した事件で、多量の覚醒剤を摂取させて殺害した疑いで元妻・須藤早貴容疑者(25)がこの日朝、和歌山県警に逮捕されたことについてコメントした。

 番組は、野崎さんの不審死から約3年、急転直下で元妻が逮捕されたニュースを大きく取り上げた。

 「『バイキング』でも何度となく取り上げてきたんですけど、いろいろ『ここはどうなんだ?』ってところはたくさんあったんですけど、なかなか核心まで届かない状態で」と事件発生当時を回顧。「各番組、当時は元奥様を容疑者というわけではないので、コメンテーターの方もどこまで踏み込んでいいのかって、皆さん、気を遣いながらっていうのは印象に残っているんですよ」と振り返り、今回の急展開に「ほんと驚かれた方、多いと思いますよ」と語った。

 「やはり覚せい剤がカギなんでしょうね」とも。「当時、和歌山県警が初動捜査の甘さを指摘されて批判を受けていたんですけど、そこから地道に積み重ねて、積み重ねての逮捕ってことなんですか?」と、防災コンサルタントで元警視庁刑事の吉川祐二氏に質問。吉川氏は「おっしゃる通りです」と同調しつつ「初動捜査が間違っていたのかもしれません。ただ、3年間というものの、容疑者を目の前にして、たぶんこの人間だろうと、捜査員も九分九厘思っていたと思う。目の前にして逮捕できない辛さを捜査員は持っている。そこに向けて、調べて、手錠をかけるということ、和歌山県警の執念が見受けられます」と印象を語った。

 とはいえ、坂上は「ハードルは高そうだし、県警がどれだけカードを持っているかということだと思う」としたうえで「逮捕はされましたけど…という状況だと思う」とも話した。

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2021年4月28日のニュース