「鎌倉殿の13人」矢柴俊博 後白河法皇の側近・平知康役「真田丸」は細川忠興役 干し柿エピソードに感嘆

[ 2021年4月28日 15:14 ]

来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にレギュラー出演する矢柴俊博
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 名脇役の矢柴俊博(49)が来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)にレギュラー出演することが28日、番組公式ツイッターで発表された。大河ドラマ出演は2016年「真田丸」以来、6年ぶり5作目。後白河法皇(西田敏行)の側近・平知康(たいらのともやす)役を演じる。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏(59)が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(38)が主演を務める大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 矢柴は「大変光栄に感じております。お話を頂いた時点では存じ上げなかった平知康。平は平でも平家とは違い、渋い存在なのかと個人的にはシンパシーを感じましたが、歴史上でも平家物語でも折々顔を出す、ひと癖ふた癖ある 曲者なのだとご説明をいただきまして。今は畏怖の念のようなものが湧いております。後白河法皇の側近ということで法皇様と深くつながりつつ、したたかに内乱の世を渡り歩いていければ、と思っております」と抱負。

 「真田丸」は細川忠興役。「石田三成(山本耕史)と一対一で対峙する、役者冥利に尽きるシーンがあり、シビれました。干し柿にまつわるシ
ーンです。三成と言えば、干し柿。関ケ原敗戦後のエピソードが有名ですが、三谷さんの脚本では『関ケ原以前、三成が忠興に贈り物しようとして逆ギレされたのが干し柿だった』という描かれ方をされています。あの処刑間際の干し柿エピソードに対する、抜群の前フリといいますか、誰も描いたことのない干し柿と三成の関係がそこにあり、すごいなぁと感嘆したものです」と振り返った。

 「側近としてお仕えする後白河法皇を、西田敏行さんが演じられるということで、身が引き締まる思いです。大変に光栄です。西田さんと言いますと、僕にとってはもう人間国宝みたいなお方ですから、その芝居、そのオーラを一番間近で味わわせていただけるというのは、究極の贅沢ではないでしょうか。側近役として一心にお支えしたいと思いますし、できれば、現場でいつもチャーミングな西田さんに、どこまでも弄ばれたいと願っております」と共演を心待ちにしている。

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