「紀州のドン・ファン」元妻を逮捕 謎呼んだ覚せい剤成分検出から約3年

[ 2021年4月28日 07:50 ]

野崎幸助さんの自宅(2018年撮影)
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 和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた酒類販売会社の元社長、野崎幸助さん(当時77歳)に2018年、多量の覚醒剤を摂取させて殺害したとして、和歌山県警は28日、殺人の疑いで、妻だった須藤早貴容疑者(25)を逮捕した。

 野崎さんは田辺市で酒類販売業や金融業を営む資産家。「4000人の美女を抱いて30億円を貢いだ」「美女とエッチするためだけにお金を稼いできた」などと豪語し、スペインの伝説上のプレーボーイになぞらえて「紀州のドン・ファン」と呼ばれた。2016年2月には、自宅で当時27歳の交際相手に6000万円相当の金品が盗まれたことでワイドショーや週刊誌をにぎわせた。野崎さんの遺産は約13億5000万円に上るとみられている。

 18年5月24日午後10時半ごろ、田辺市の自宅寝室で野崎さんが倒れているのを妻だった須藤早貴容疑者が発見し、その後死亡が確認された。目立った外傷などがなかったことから解剖を行ったところ、体内から多量の覚醒剤成分が見つかっていた。

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