永瀬王座、就位式に出席 今年のコロナ禍を回想し「対局できる幸せを痛感」

[ 2020年12月17日 05:30 ]

王座賞の盾を手に笑顔の永瀬拓矢王座(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第68期王座就位式が16日、東京都内で行われ、タイトルを防衛した永瀬拓矢王座(28)に允許(いんきょ)状と王座賞の盾が贈呈された。

 9、10月に行われた5番勝負で久保利明九段(45)と対戦した永瀬は、2勝1敗と防衛に王手をかけていた第4局で逆転負けし「全身の力が抜けてしまうこともありました」と振り返ったが、最終第5局を制して連覇を達成。コロナ禍で対局がなかった時期を思い出し「対局できることを棋士としてどれだけ幸せかを改めて痛感したシリーズでした」と回想した。

 来月10日に静岡県掛川市で開幕する第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負で、永瀬は初の挑戦者として渡辺明王将(36)と対戦することが決まっている。

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