嵐 レコ大「特別栄誉賞」受賞へ 賞レース出ない事務所方針もTBSから“花道”

[ 2020年12月17日 05:31 ]


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 年内で活動休止する「嵐」が、30日に行われる「第62回日本レコード大賞」で「特別栄誉賞」を受賞することが決まった。音楽界への貢献を称える賞で、デビュー21年で初めてレコ大に出演。当日はTBSが午後5時半から授賞式の模様を生放送する。生出演か収録かは不明だが、大みそかの第71回NHK紅白歌合戦とともに、嵐がステージでファンを楽しませる。

 「特別栄誉賞」はレコ大の実行委員会が新設した賞。贈賞の理由を「長年にわたる活躍で広く大衆の支持を得て音楽文化の発展に多大な貢献をもたらした」と説明した。昨年も「特別音楽文化賞」を新設。こちらは、同年7月に他界したジャニーズ事務所前社長のジャニー喜多川さんに贈られている。

 嵐はレコ大に出演したことがなく、今回が初登場。ジャニーズ事務所は「グループ同士で争いをさせるのはしのびない」として賞レースには参加しない方針を長年貫いており、レコ大とも90年から距離を取っている。近年受賞したのは、2010年の最優秀歌唱賞の近藤真彦(56)だけ。これも近藤が過去に最優秀新人賞と大賞を受賞している経緯があっての特例だった。

 だが授賞式を放送するTBSは、活動休止前の嵐に花道を用意すべく、今年の早い時期から出演交渉を進めてきた。関係者は「ファンに少しでも多くパフォーマンスを見せたいという5人の希望もあり、事務所側も賞を受けることを決めたようです」と話している。

 30日に嵐がどのような形で出演するのか、同局は明らかにしていない。休止前最後の日となる31日に生配信ライブと紅白歌合戦を控え、前日はそのリハーサルのタイミングとみられる。そうした状況で生出演となるのか、注目が集まる。大みそかと合わせて、ファンには見逃せない“嵐祭り”の2日間となる。

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2020年12月17日のニュース