98歳瀬戸内寂聴さん、今も徹夜で仕事 コロナ禍の日本に伝えたいメッセージ語る

[ 2020年5月25日 22:51 ]

瀬戸内寂聴さん
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 作家の瀬戸内寂聴さん(98)が25日放送の日本テレビ「人生が変わる1分間の深イイ話」(月曜後9・00)に電話出演し、近況を明かすとともに「今、日本に伝えたいメッセージ」を発信した。

 寂聴さんの外出自粛生活の映像を紹介する予定だったが、体調がすぐれないとのことで、断念。番組スタッフと電話で対談したもようが流された。

 体調を心配するスタッフに対して、寂聴さんは「はいはいどうも。よく食べるしよく眠るし元気なのよ」と張りのある声。「やっぱりくたびれていたけど、今、元気ですよとても」と強調し、「仕事もいっぱいしているし。仕事をやめられないの、徹夜したりするのよ」と続けた。

 コロナウイルス感染拡大の現状を「100年に1回くる事態」と表現したうえで、「100年前にこういうこと(ウイルスの流行)があったけど、今があるんだから、また良くなります。生きていたら良いことや悪いことが変わりばんこに来るんです。世の中はそういうものですよ」と語った。

 自身は「根がのんきだから、あんまり暗いことを考えない」。ボールを地面に落とすと弾むことを例に出し「どん底に落ちたら上がるって思っていればね、また繰り返しいいことがありますよ。もう最後と思わない、最後だなと思ったら、それは必ず上がると思いなさい。最後っていうのはないのよ」と伝えた寂聴さん。「声が若々しくて明るいから、みなさんが元気だと思うけど、98歳ですよ、ハッハッハッ!」と豪快に笑った。

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2020年5月25日のニュース