【記者の目】「新しい地図」とは対照的 中居正広“さばき上手”の真骨頂

[ 2020年2月22日 06:15 ]

中居正広 ジャニーズ事務所退所会見 ( 2020年2月21日 )

会見で様々な表情を見せる中居正広(撮影・小海途 良幹)
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 深刻に受け止められる退社報告の場を、明るい笑いに包んでみせた中居。人柄がにじみ出た会見だった。

 SMAP時代、中居が担当記者との食事会に参加したことがあった。多忙なスケジュールの合間を縫った中居の滞在時間は約30分だったが、こうした交流の場も手慣れたもの。記者陣が喜ぶような芸能界の裏話をいくつか披露すると、自ら「写真撮ろうよ」と切り出して記念撮影。テレビ番組でも見せる気配りや“さばき”のうまさの一端を見た思いがした。

 こうした“武器”は今回の独立劇でも生かされた。SMAPの解散から約4年の間、ジャニーズ事務所側との関係が良好であり続けたわけではない。互いの不信感が強まったのは2016年1月の解散騒動の中、放送された番組での生謝罪後。中居が友人となじみの飲食店を訪れ、事務所幹部をやゆする発言をしたと報じられた。その後、中居と事務所側に距離があると感じることが取材を通して何度かあった。

 このことが今回の独立劇とは無縁ではないだろう。それでも中居は事務所側と交渉の末、見事に円満的な形で決着してみせた。“さばき上手”な彼の真骨頂だろう。断絶的な独立となってしまった「新しい地図」の3人とは対照的だ。

 この日の会見で「中居、おまえは何のプロなんだ」と自らに問いかけ、その答えを探す一人旅が始まった。(文化社会部デスク・小枝 功一)

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