侍・栗山監督武者震い 大谷とWBC共闘へ 敬語エール「これからも頑張ってください」

[ 2022年7月21日 02:32 ]

侍ジャパン・栗山監督
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 大谷との再びの「共闘」が待ち切れない。侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が、NHKの大リーグ球宴の中継でゲスト解説を務めた。前日には大谷が来年3月のWBC出場へ向けた意欲を表明。この点を問われた栗山監督は「はい。皆さんの思っている通りでお願いします」。一緒に日の丸のユニホームに身を包み、世界を相手に戦う――。指揮官は日本ハム監督時代の教え子の出場を心待ちにしている様子だった。

 大谷は初回に中前打。直後にけん制で刺されたシーンに栗山監督は「これも翔平らしいというか…。変な言い方ですけど、楽しませてくれますね」と声を弾ませた。さらに安打よりも3回の四球を評価し「しっかり見えているんだなという感じを受けた。大丈夫」と打撃の完成度に太鼓判を押した。2打席目終了後には東京のスタジオから大谷本人にインタビュー。「ケガのないようにこれからも頑張ってください」などと放送の場とあって敬語でエールを送った。

 大リーグのきら星のごときスターが集結した球宴。同時に彼らはWBCでは強力なライバルになる。栗山監督はWBC米国代表の主将を務めるトラウト(エンゼルス)、本塁打競争を制したドミニカ共和国のソト(ナショナルズ)らに言及し「この選手たちがWBCに出てきたらどうなっちゃうんだろう、という怖さで見ています」と武者震い。9回には同じくドミニカ共和国の守護神クレース(ガーディアンズ)が160キロ前後のカットボールで3者連続三振に抑えたシーンを見届け、「勉強になりました」と力を込めた。世界一奪還へ、その道筋は大谷とともにある。

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2022年7月21日のニュース