阪神 2軍春季キャンプを沖縄県うるま市へ移転 百北球団社長「メリットは大きい」

[ 2022年7月21日 15:22 ]

阪神2軍キャンプ地となった具志川野球場

 プロ野球・阪神は21日、2軍の春季キャンプを、来年から沖縄県うるま市の具志川野球場で行うことで、同市と合意したと発表した。

 2003年から1軍キャンプを沖縄宜野座村で、2軍は高知県安芸市で開催してきた。今回、沖縄に一本化することによるメリットについて、この日、百北幸司球団社長が兵庫県西宮市の球団事務所で語った。

 (1)「時間的な距離、物理的な距離が離れていることで、(1、2軍の選手の)入れ替えが大変だった。ファームの選手に、1軍の経験を積んでもらう機会をなかなか与えられない」

 (2)「安芸、高知には西武さんの2軍がおられるだけで、沖縄には大半の球団が来ている。練習試合が非常にやりやすい」

 (3)「1軍監督がファームの選手を見に行き、“明日から宜野座に”ということもできる。1、2軍の監督、コーチのコミュニケーションが活発になり、ファームの若手を育てる意味でも近いところでやるのがいい」

 こうしたことを踏まえ、「メリットは大きいと判断しています」と語った。

 1965年から春季キャンプ地としてきた安芸市は、今後、秋季キャンプで使用する。うるま市では、これまで、楽天、韓国プロ野球球団がキャンプを張ってきた。

続きを表示

2022年7月21日のニュース