セガサミー 西田マジックにナイン奮起 指揮官助言がピンチ救った

[ 2022年7月21日 04:30 ]

第93回都市対抗野球1回戦   セガサミー3ー2Honda鈴鹿 ( 2022年7月20日    東京D )

<セガサミー・Honda鈴鹿>9回、ピンチを迎えた(右から)舘、吉田に声をかけるセガサミー・西田監督(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 西田マジックにセガサミーナインが応えた。1点差の辛勝も、西田真二監督は冷静だった。

 3―2の6回2死三塁。初めてマウンドに行くと先発・草海に「ここが正念場」と耳打ち。6番打者と11球目の勝負で最後はチェンジアップで空振り三振に斬った。9回2死一、二塁で再びマウンドへ。3番手・舘に「原点」と叫べば、舘も「回帰」と即答し最後の打者を空振り三振。「リラックスさせるためいつもやってます」。広島で13年間活躍した指揮官が笑った。

 捕手・須田は「監督は普段から明るいけど、投手のストライク率、失点率をチェックしている。頼りにしています」と言う。

 20年はHonda、21年もHonda熊本にいずれも準決勝で敗れた。「今年はHonda鈴鹿に勝ったからね」。指揮官の暗示でナインもその気になった。

続きを表示

2022年7月21日のニュース