阪神・平田2軍監督　攻守でアピールのドラ6・中川に「プロで何年もメシ食っているような雰囲気」

ウエスタン・リーグ   阪神4―3オリックス （ 2022年7月20日    杉本商事BS ）

＜ウエスタン　オ・神＞攻守でアピールした中川（撮影・後藤　大輝）　
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　阪神2軍は20日、オリックスに競り勝った。先発の秋山は6回以外は毎回走者を背負いながらも粘投。その後は岩田、島本、小林とつないだ。攻撃陣は井上が初回に先制の適時打を中前へ運ぶと、1点劣勢の5回には右越えの逆転となる二塁打を放った。この日、マスクを被ったドラフト6位の中川は1打席目に13球を投げさせた後に四球を選び、続く打席では左前打。攻守でアピールに成功した。

　以下は平田2軍監督との一問一答。

　――秋山が5回2失点と粘投。
　「ずっとな、ランナーを出しながらしっかり粘ってくれているよ」

　――井上は先制打に、逆転打も。
　「コウタ（広大）は打点がこの前もトップだっていう話でね、してたけど。やっぱりチャンスに4番なんで。きょうみたいに4番が打って勝つということ。やっぱり送球。スローイングの質の高さ、これはやはりねえ。打つほうはもちろん4番の仕事してるけど、きょうのあのバックホームといい最後に、島本のところ八回の封殺。セカンドで殺したスローイング。あれはもうコウタの一番いい特徴よ。スローイングいいもん」

　――岩田はこれで10試合連続無失点。
　「岩田はもう、すごく右からっていったって問題ない。ストライク先行になって、自分の組み立てが、ああこうやって、インコースをみせてスライダーでっていう自分でそういういいイメージができているな」

　――支配下目指して
　「いやいや今月いっぱいだから。そらあ、川原にしても、牧にしても、望月にしても、3桁の選手たちは、いまやっぱりきょうなんか岩田もそういうのが出とる。何としても支配下になりたいというさ。マウンドで出ているよね」

　――糸井はきょう試合に出なかったが。
　「まあ、明日の楽しみにしといてくれ」

　――明日は出る
　「明日（21日）の楽しみにしとけっちゅうことは、どういうことかくらいわかるやろ。俺は何もいってないぞ。急に何が起こるかわからん。それはもう、きょうまで打ち込んでいるんで」

　――中川捕手が攻守で活躍。
　「素晴らしい。見た？最初のワンバウンド。殺したやつ。試合に出るたびに成長してるわ。この前はスチール、秋山を殺して、今日はワンバウンドで殺して。あの粘り。何球粘った。13球でしょ。フォアボールで、次も粘ってレフト前だよ。それはキャッチングも落ち着いているけど、試合出すたびに、自分がどういうふうにプロ野球で生きていくというバッターを目指すかと。バットを短く持ったり、ノンステップで。試合出すたびに今日はどういうことやるかなと楽しみになってくる。成長を感じる。今のところはゲームでいいところを出してくれているね。ピッチャーも藤浪、秋山と1軍で投げていた投手と物おじせずにやっている。ハートが違う」

　――オリックスは1軍クラスがたくさんいた。
　「オリックスのほうがヒットの数が多い。よそのウエスタンのチームもみんな打線がいいのでね。そういうところでも落ち着いているよ。落ち着いているし、ゲーム慣れというか、プロで何年もメシ食っているような雰囲気持っている。たいしたもんよ」