トヨタ自動車・樺沢「自然と反応」3ラン含む5安打5打点、佐竹は6回零封「力感なく投げられた」

[ 2022年5月8日 16:08 ]

JABA東北大会   トヨタ自動車12-0JR北海道硬式野球クラブ ( 2022年5月8日    石巻市民球場 )

1本塁打を含む5安打5打点の活躍を見せたトヨタ自動車の樺沢
Photo By スポニチ

 投打のベテランが躍動し、トヨタ自動車が7回コールド勝ちした。17安打を放った打線にあって、3ランを含む5安打5打点と打ちまくったのが5番・樺沢健。まずは1点を先制した初回2死二塁で快音を響かせた。

 「1点で終わらず、2点目を取れたことが良かったです」

 1ストライクからの2球目。真ん中高めに浮いたフォークを、見逃さなかった。左翼線に弾む適時二塁打となり、先制打を放った今井脩斗が生還。9点優勢で迎えた5回1死二、三塁では、これまた2球目のフォークを左翼席へと突き刺した。

 「状態も良い方で自然と反応できています。本塁打の打席は、頭になかった初球のカーブをすんなり見逃せたことが良かったです」

 11年目を迎えた樺沢に負けず劣らず、快投を見せたのが17年目の佐竹功年だった。今季の公式戦では初先発。3回までは毎回の4安打を許したが、4回以降の3イニングは無安打に封じて、6回を零封した。

 「力まないことをテーマにしていました。力んで投げると同じ球速でも、打者が速く感じないことがある。そういう意味では力感なく投げられたので、甘いボールに詰まったりファウルになったり、ということが何球かありました」

 ここ3年ほどはストッパーを任されることが多く、自然と1イニングに力を出し切る投球が続いていた。それが、知らず知らずのうちに力みを生んでいたと分析。忘れかけていたものを取り返すべく、今大会に臨む。

 「状態をもう少し上げていきたい」

 百戦錬磨の右腕は、20日から開幕する都市対抗東海2次予選を見据えた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年5月8日のニュース