ヤクルト高津監督 大勢撃ち山崎「一発で仕留めてくれた」木沢のプロ初勝利「うれしいですね~」

[ 2022年5月8日 17:42 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―3巨人 ( 2022年5月8日    東京D )

<巨・ヤ>決勝打の山崎は真顔でガッツポーズ(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 ヤクルトは山崎晃大朗外野手(28)が2―3の9回に巨人の若き守護神・大勢から逆転の2点適時打を放ち、巨人との首位攻防3連戦3連勝を決め首位をガッチリとキープした。4番手で登板した木沢がプロ初勝利となった。

 試合後、敵地・東京ドームで3連勝を飾った高津監督は、9回にここまで12セーブを挙げている巨人の若き守護神を打ち崩しての逆転勝利に「凄く難しいピッチャーなので、非常につないでいくこともなかなか難しかったんですけども、みんながよくボールを選んで山崎が一発で仕留めてくれたという素晴らしい9回の攻撃だったと思います。(山崎は)今季打席数が少ない中で本当によく打ってくれた」と今季を象徴する諦めない野球を体現したナインと殊勲打の山崎を称えた。

 また、4番手で登板した2年目の木沢がプロ初勝利を挙げたことには「うれしいですね~。本人はもっとうれしいでしょうけど、昨年はなかなか思うようにはいかずね…今年キャンプから非常に成長してくれた一人で、ちょっと時間はかかりましたけれど凄くいいピッチングを続けてくれている」と目を細めていた。

 7回に青木の代走で出場した山崎が決めた。1点を追う9回。先頭の内山の代打・川端が投ゴロに倒れ1アウト。高津監督は続く木沢にも代打を告げる。その代打・中村が大勢の156キロ直球を叩き左翼線二塁打。二塁ベース上でグラウンドを叩きチームを鼓舞した。続く塩見も執念の内野安打とし1死一、二塁に。ここでこの日最初の打席に立った山崎が大勢の初球155キロ直球を狙いすましたように短く持ったバットで叩くと打球は左翼手・立岡のグラブをはじきフェンスに当たり安打に。この間に一走・塩見が逆転のホームイン。山崎も二塁ベース上でガッツポーズを見せた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年5月8日のニュース