巨人・今村 1死から死球、四球、四球で降板もチーム最多9ホールド目

[ 2022年5月8日 19:04 ]

セ・リーグ   巨人3―4ヤクルト ( 2022年5月8日    東京D )

<巨・ヤ>降板する今村。奥はベンチで浮かない表情の原監督(撮影・河野 光希)
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 巨人の11年目左腕、今村信貴投手(28)が首位攻防となったヤクルト戦(東京D)に3番手として登板。チーム最多の9ホールド目をマークしたものの、1死から死球、四球、四球で満塁のピンチを招いて降板するなど不安定な投球内容となった。

 今村は3―1と2点リードで迎えた7回に3番手として登板。最初に打席へ迎えた内山壮を5球目フォークで空振り三振に仕留めた。だが、続く代打・宮本への2球目シュートが死球となって塁に出すと、塩見、青木には連続四球。18球で1死満塁のピンチを招き、ここで降板となった。

 4月30日の阪神戦(東京D)では7回から2番手として登板するもストライクが入らず、打者8人に対して5四球を与える大乱調で1イニングを投げ切れずに6失点。この日も死球の後は明らかに腕が振れず、置きにいく投球となったが四球連発となった。

 それでも、1死満塁のこの場面で今村をリリーフした4番手右腕・デラロサが山田の右犠飛による1点のみにしのぎ、1失点がついた今村は9ホールド目となった。

 だが、巨人はドラフト1位守護神の大勢が3―2で迎えた9回に2失点して逆転を許し、ヤクルトとの首位攻防3連戦で3連敗。トータルで今季ワーストタイの4連敗を喫し、前日首位の座を明け渡したヤクルトに1・5ゲーム差をつけられ、広島に抜かれて3位に後退した。

 試合後、今村について聞かれた原辰徳監督(63)は「いやあ、もうフォローができねえな(笑い)。もう、戦わずしてというところにね。やっぱり戦いだからね、勝負はね」としつつ、1軍ブルペンを支えていってもらう考えに変わりはないかと問われると「もちろん、もちろん。もうリーダー的存在ですからね。その辺は揺るぐものはないけれどもね」と話していた。

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2022年5月8日のニュース