阪神・ウィルカーソン 5回2失点の粘投報われず2敗目…勝ち運守りも効かず「次回までに修正したい」

[ 2022年5月8日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1-2中日 ( 2022年5月7日    バンテリンD )

<中・神>4回を投げきったウィルカーソン (撮影・成瀬 徹)
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 阪神先発・ウィルカーソンの粘投は報われなかった。5回2失点にまとめて先発の務めを果たすも、援護に恵まれず2敗目を喫した。

 「全体的に球が高くなってしまったし、相手にも球数を多く投げさせられてしまった」

 立ち上がりから、制球が甘くなった。初回は2死無走者から連打で一、二塁のピンチを招き、2ストライクから阿部にチェンジアップを拾われ、中前適時打で先制を許した。1―1の3回2死一塁ではビシエド相手にカウントを取りにいった2球目のカーブが真ん中に入り、左翼線への適時二塁打を許して勝ち越し点を献上。結果的には、この1点が最後まで響いた。

 直後の4、5回は、それぞれ3者凡退に抑えて味方の反撃を待った。しかし球数が94球に達した5回で降板。登板3試合ぶりの勝利はお預けとなった。

 粘投が、なかなか勝利に結び付かない。4月23日ヤクルト戦では6回1/3を1失点も援護がなく黒星を喫した。前回、同30日の巨人戦も5回2失点と好投しながら、勝敗は付かなかった。その流れは、この日も同様だった。

 練習用具を入れるリュックに2つの勝ち運守りを付けて名古屋遠征に乗り込んだ右腕だったが、苦しい時の神頼みも効かなかった。とはいえ下を向いている暇はない。「反省点を次回の登板までにしっかり修正していきたい」と前を向いた。(長谷川 凡記)

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2022年5月8日のニュース