日本ハム・石川直、954日ぶりの復帰登板で山川、おかわり君ら3者連続K!新庄監督絶賛

[ 2022年5月8日 17:49 ]

パ・リーグ   西武5―1日本ハム ( 2022年5月8日    ベルーナドーム )

<西・日>7回から登板する石川直(撮影・尾崎 有希)
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 日本ハム・石川直也投手(26)が954日ぶりの復活登板を3者連続三振で飾った。

 全身全霊の14球を投げ込むと、笑顔でベンチへ向かった。待ち受けるナイン、スタンドが歓声で迎え入れる。954日ぶりの1軍マウンドは格別の味だった。「やっぱり緊張もしたし、凄くワクワクした。ちょうどいい打順だったのでなおさらです」

 7回、2番から始まる場面に4番手で登板。相手に不足はない。無死からオグレディに中越え二塁打されたが、ひるまなかった。まず外崎を3球三振。この日、2発5打点と大当たりの山川には伝家の宝刀フォークで空振り三振に。締めは中村もこの日最速の149キロ直球で追い込むとフォークで空振り三振に斬った。

 「真っすぐは空振りもファウルも取れたのでそこそこで。球速はまだまだと思いますけど、フォークは良かったと思う」。

 2019年に中継ぎ、抑えとして60試合に登板も翌年8月に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。長期間のリハビリを経て今季、イースタン・リーグで11試合に登板し、1軍に戻ってきた。「長かったように感じるし…。終わってみたら、もう2年半ぐらいたっている。家族の支えは力になりました」としみじみ話した。

 最高の復帰登板を“演出”したビッグボス新庄剛志監督(50)も「あれだけ調子いい山川君、中村君が振る(空振り)んだから相当いいボールが来ていたんじゃないか。楽しみです」と絶賛した。

 かつての守護神復活へ、石川直も色気が出てきた。「今は北山君(亘基)がやってますけど、ここから奪い獲る気持ちでやっていきたい」。“母の日”での復活投。感謝を込めて毎年プレゼントを贈る母に、最高のプレゼントを届けることができた。

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2022年5月8日のニュース