Honda熊本が白星発進 昨年都市対抗準Vの力見せた!横川が多彩な球種で6回無失点の好投

[ 2022年5月8日 05:30 ]

JABA九州大会第1日   Honda熊本2-0日本製鉄鹿島 ( 2022年5月7日    北九州市民 )

6回を無失点に抑えた、Honda熊本・横川(撮影・中村 達也)
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 オーヴィジョンスタジアム下関も会場とした関門海峡シリーズが開幕し、1次リーグ6試合が行われた。昨年の都市対抗で準優勝し、4月のJABA岡山大会で優勝したHonda熊本(熊本・大津町)は日本製鉄鹿島(茨城・鹿嶋市)を2―0で下し、白星発進した。

 21年都市対抗準VのHonda熊本が強さを見せて白星スタートした。「長い回を投げられる先発投手の確立がチームの課題だが横川がしっかり仕事をしてくれた」と渡辺正健監督はまず4年目左腕の好投を評価した。

 横川は6回を5安打無失点。「オフはカットボールとカーブの精度に磨きをかけた。今日はそのカットボールがよかった」。JABA静岡大会優勝の日本製鉄鹿島に三塁を踏ませなかった。昨年の都市対抗は3試合に先発し、いずれも2回以前にマウンドを降りた。「直球とスライダーだけの単調な配球で狙いを絞られた」と反省。球種が多彩になった投球の成果を示した。

 救援の切り札、片山はこの日も2回を無安打6人で料理。守護神へつなぐ先発陣は岡山大会で好投した福田、新人・高橋が猛アピール中。横川も「競争は激しいがどんなときも試合がつくれる投球をして争いたい」と一歩も引かない。

 JABA岡山大会は予選から5試合全勝で優勝し、日本選手権出場も決定。「1点をしっかり取っていく野球を継続して磨きをかける」。まずは先発投手陣の充実。指揮官は昨年届かなかった全国制覇を見据えながら戦っている。(中島 泉)

 ▼Honda熊本・丸山竜治捕手(零封リード&先制打)横川さんはボールが走っていて球速以上に威力があった。

 ▼Honda熊本・古寺宏輝内野手(4番で2回に三塁打し先制得点、6回は適時打)オフに下半身を強化して打球が強くなった。

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2022年5月8日のニュース