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待ってました!日本ハム・上沢が今季7戦目で初勝利 自身最遅の“開幕”に「泣きそう。マジで」

[ 2022年5月8日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム3―2西武 ( 2022年5月7日    ベルーナD )

<西・日>7回、古賀を三振に斬り雄たけびを上げる日本ハム・上沢(撮影・久冨木 修)       
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 長かった。心は折れかけていた。登板したシーズンでは自身「最遅」となる開幕7戦目での初勝利。日本ハム・上沢の言葉には実感がこもった。「泣きそう。マジで。ここ数年で一番うれしい。マジでつらかったです」。エースの重圧、最下位に低迷するチームの責任を背負ってきた右腕が、少しだけ肩の荷を下ろした瞬間だった。

 開幕投手の本命だったが、新庄監督の方針で本拠地開幕の3月29日の西武戦に回った。8回4失点で黒星を喫し、そこから6戦4敗。今回の登板間はブルペンで直球だけを投げる日を設けるなど、武器である直球の質の改善に着手した。「5回くらいまでストライクが入るかどうかの状態」と今季最多4四死球と制球が乱れて2失点したが、打線が勝ち越した6、7回は2イニング連続3者凡退。7回は志願して続投し「命懸けで抑えにいった」と鬼気迫る投球を見せた。新庄監督からは「良かったね。もう1イニング投げさせたかったくらい」とねぎらわれた。

 1児の母でもある妻の提案で、遠征前に北海道のパワースポットとして知られる北海道神宮を訪問。「そこにすがってでも、くらいにやられていた。迷惑をかけた」。結果が出なくても、SNSにはファンから温かい励ましのメッセージが寄せられた。一つ一つに目を通し、目頭が熱くなった。「つらい時に励ましてくれる人がいる。改めてファンのありがたさを実感した期間でした」と感謝した。

 母・寿美子さんにも「成績を残すことが恩返し」と語る。家族、そしてチームへの恩返しはこれから。周囲の優しさを力に変え、エースが一つずつ白星を積み重ねていく。(東尾 洋樹)

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