ジャイアンツ・山口 OP戦初登板1回無失点「どのボール使うか想定…昨年よりその辺に余裕が」

[ 2021年3月5日 08:25 ]

ホワイトソックス戦でオープン戦初登板を果たしたジャイアンツの山口(AP)
Photo By AP

 ジャイアンツの山口俊投手(33)は4日(日本時間5日)のホワイトソックス戦でオープン戦初登板し、1回を2安打無失点に抑えた。5回表の打者5人に対して17球を投げ、速球の最速は92マイル。プロスペクトのアドルフォを空振り三振に切ってとるなどで2死を取ったあと、2安打を許したものの、1番打者のアンダーソンを左直に討ち取った。

 登板後の一問一答は以下の通り。

 ――初登板の心境は
 「四球をなくすようにと思ってマウンドに上がって、そこのところはクリアできたので、今回は良かったのかなと思います」

 ――前年のブルージェイズが求めるものと、ジャイアンツが求めるものの違いは
 「(チームというより)自分自身、昨年は変化球でストライクを取るのに苦労したので、今シーズンはそこで勝負にいけるってことを目標にしてやっています」

 ――ジャイアンツも変化球を投げて欲しいという意向を示しているのか
 「特に何を投げて欲しいというのはないんですけども、球種の優先順位、そこに関して話をしてもらった結果、自分の思っている球種の優先順位と似ていたので、そのへんを重視して取り組んでいます」

 ――現時点で自分にとって最高の球種は
 「今の僕とすれば、カーブでカウントも取れ、勝負もできるというのが理想の1つなので。今日、2球カーブを続けて、1つでストライク取れたっていうのは、大きいのかなと。それを確率を上げていけば、配球にも幅が広がるのかなと思っています」

 ――例年とは違う立場で迎える3月の1度目のマウンドの心境は
 「今年に関しては、もちろん結果を出すのが第1条件の中でやっているんですけど、(重視しているのは)その中でもどういうふうにカウントを作っていくのか、どのボールを使っていくのかっていうところも想定しつつ、ゲームに臨めているっていうところ。結果を出すっていう部分もあるんですけど、昨年に比べたらその辺にちょっとした余裕があると思います」

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月5日のニュース