天然芝もダイジョウブ 広島・クロンが本拠マツダで三塁初練習 佐々岡監督「松山一塁、ケビン三塁も」

[ 2021年3月5日 05:30 ]

守備練習で汗を流す広島・クロン

 広島のケビン・クロン内野手(28)が4日、マツダスタジアムでの全体練習で初のサード守備に就き、天然芝で弾むゴロを無難にさばいた。攻撃のオプションを増やすチャレンジに本人は意欲満々。有観客で開催される6日からのオープン戦を心待ちにし、3・26開幕までの12試合で打撃の状態を上げると誓った。

 何しろ1メートル95、115キロの巨漢だ。俊敏性には欠ける。が、天然芝で弾むゴロをそつなく捕球し、安定した送球もキラリと光った。本拠地で再開した全体練習。前日に一塁守備に就いたクロンは一転してサードに入り、ケース打撃やノックの打球を無難に処理した。

 「内野の天然芝は、自分が慣れ親しんだ形の球場。昨日初めて一塁でここの天然芝を体験したが、慣れ親しんだといっても初めての球場の内野芝なので、確認しなければいけないことはあった。ただ楽しんでできた」

 沖縄キャンプ中は23日の中日戦、28日の日本ハム戦の2試合にサードで先発出場。いずれも5回まで守って交代したが、打球処理は中日・高橋周の三邪飛を捕った一度だけ。ゴロは全く飛んで来ず、実戦で動きを確認するテストは空転した。

 クロンが三塁を守れるとなれば、攻撃のオプションは増える。「守れることで、こちらの選択肢は広がる」と佐々岡監督。河田ヘッドコーチは「堂林次第」と前置きし「打撃がちょっと…という時は、松山一塁、ケビン三塁というパーツもある」と具体例を挙げた。

 「三塁を守ったことはあるが、自分の適性なポジションは一塁だと思う。ただ、チームに必要とあればしっかり準備をするよ」

 クロンは意欲満々。併せて打撃面にも言及した。沖縄キャンプ中の練習試合は22打数2安打、打率・091と低調だっただけに「今後は結果を残していかないといけない。数字ばかりにとらわれず、質の良い打席を求めたい」ときっぱりだ。モチベーションはある。

 「ファンの方を楽しませるのがプロの仕事の一つ。去年、今年の春と無観客が続き、プラスのエネルギーが出てこないという感じがあったので、非常にワクワクしているよ」

 6日のヤクルト戦(マツダ)を皮切りに、有観客で開催されるオープン戦。米国では昨年、マイナーリーグの全試合が中止され、メジャーの60試合も無観客で実施された。高揚感を隠さないクロン。ファンの拍手を、継続される三塁テストと打撃面の状態改善につなげるつもりだ。(江尾 卓也)

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