超人も心弾む3月 阪神・糸井が春季C直後の福岡遠征に移籍後初参戦 超人節も全開!?

[ 2021年3月5日 05:30 ]

フリー打撃で調整する阪神・糸井(撮影・北條 貴史)
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 “ベテラン特権”返上が、超人の覚悟の表れだ。阪神・糸井が春季キャンプ直後に組まれる恒例の博多遠征に阪神加入後、初参戦。日本一軍団を相手に若手のような猛アピールを期した。

 「久々ですね。ちょっとワクワク感もありますし。シーズンに向けてというか、もうシーズンやと思ってやっている。やるしかないし、うん」

 4年連続で春季キャンプから帰阪後の最初のオープン戦として組まれた敵地のソフトバンク戦。近年の糸井は甲子園に残留し、若手も報道陣もいない施設でじっくりと調整していた。キャンプでは打撃練習も若手を鍛えることが優先になるため、思う存分打ち込めるチャンスでもあった期間だ。それを捨てて遠征に同行するのは、自ら置かれる立場をはっきりと自覚しているからだ。

 3日間で対戦する先発は石川、高橋礼、和田と難敵ぞろい。もちろん打てば大きなアピールになる。パ・リーグ経験も豊富で、中継ぎ陣も強力なのは承知の上で「(相手は)ワールドクラスやな、ワールドクラス」と“超人節”で照準を定めた。

 「打って弾みをつけたいか?」という問いには「弾みは…、弾み? いや、もう弾んでいるよ」と、ここでも珍回答。外野のポジションを争う高山が宜野座キャンプMVPに選ばれ、近大の後輩に当たる佐藤輝もうわさにたがわぬ大物ぶりを見せつけている。不動のレギュラーが当たり前だったはずが、気がつけば競争のまっただ中。独特の表現ながら覚悟は相当だ。

 この時期の遠征に参加するのは異例でも、最強・ソフトバンクは、百戦錬磨の存在感を示すには格好の相手ともいえる。キャンプの話題は若手に独占されたが、本当の勝負はこれから。博多から超人の逆襲が始まる。(山添 晴治)

 【糸井の春季Cから帰阪後のオープン戦初出場】

 ▽17年3月15日 古巣のオリックス戦に「3番DH」で2打数1安打。初回の第1打席で中安打を放ち、右膝関節炎の影響がないことをアピール。

 ▽18年3月13日 ヤクルト戦に「5番DH」で2打数無安打。

 ▽19年3月16日 西武戦に「3番右翼」で1打数1安打、1四球。5日に発症した右膝付近の炎症の影響を感じさせず「ケガなくいけるように、開幕に向けてやっていきたい」。

 ▽20年3月6日 日本ハム戦に「1番右翼」で2打数無安打。

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