阪神・佐藤輝に「試練の3番勝負」 5日からソフトB戦「最強投手陣」との対戦でドラ1の腕試し

[ 2021年3月5日 05:30 ]

大声でバッティング終了の掛け声を出す阪神・佐藤輝(撮影・北條 貴史)
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 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21=近大)が4日、甲子園球場での全体練習後、5日からのソフトバンクとのオープン戦(ペイペイドーム)に備えて福岡入りした。今回3連戦では昨季2冠の石川ら4年連続日本一軍団が誇る“タイトルホルダー”との対戦を予定。矢野燿大監督(52)が「指標になる」と歓迎した注目の腕試しへ、居残り特打などで備えた。

 プロでは“初遠征”の福岡。昨季まで4年連続日本一の王者が待つ。3日間で予定する先発投手には石川、高橋礼、和田の名前が並んだ。一線級の投球にどう対応するのか。佐藤輝は「まだまだここから開幕までアピールしていきたい」と冷静に足元を見つめた。

 初戦で当たる石川は既に8年目で初の開幕投手に決定。昨季11勝3敗で最多勝と勝率第1位の2冠を獲得した。アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のファンという共通点も「知っています」と認知。対する石川も「いい意味で刺激しあえれば」と対戦を心待ちした。

 高橋礼が19年新人王なら、和田は03年新人王、10年最多勝&MVP、16年最多勝&勝率第1位に輝いた。「本格派右腕」、「変則フォーム」、「日米通算143勝左腕」。実績も特長も豊富な顔ぶれとの対戦を矢野監督は歓迎した。

 「いい投手と対戦してどうなのかというのは、こっちの見る指標にもなる。レベルの高い投手に対して、どうなのかというのは見てみたいところ。佐藤(輝)にしても、やる中で感じるところがあるやろう。俺らも分かるところあるから。いい投手とぶつけてくれるのはありがたい」

 開幕まで3週間。経験を積みつつ、打順適性を見定める時期も近づいてきた。2月16日の楽天戦からは7試合連続で3番。矢野監督は「(1~3番が左打者なら)相手側は継投しやすくなる。3番は右の方がいいのかなと思うし、2番に入ってくる可能性もある」と示唆した。確定しているのは1番=近本、4番=大山。「チーム全体が良くなるように」と考えを巡らせた。

 今春2番は2月9日の日本ハム戦での一度だけ。近大時代は未経験でも、「役割どうこうより、多く打席が回ってくると思うので、そういった意味ではチャンスは2番だと多いのかなと思う」と受け止めた。出発前の打撃練習では柵越え12本のうち4本が逆方向。居残り特打でも94スイングで17発を打ち込んだ。どの打順でも持ち前の強打は揺るがない。5日は「3番・左翼」を予定。腕試しのオープン戦が始まる。(長谷川 凡記)

 【佐藤輝が今春対戦したタイトルホルダー】

 ▽2月7日・藤浪(神=15年奪三振王) 紅白戦の4回先頭、直球3球で追い込まれ、最後は155キロに空振り三振。「あんまり、ああいう球を見たことがない」

 ▽同21日・森下(広=20年新人王) 初回2死無走者で右中間二塁打。「甘いところを捉えられたのは良かった」。第2打席は三塁手が落球する失策。

 ▽同27日・大野雄(中=19、20年最優秀防御率。20年沢村賞、奪三振王) 4球すべて直球で死球。「打席で見てみたい」と話していた宝刀ツーシームは見られず。

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