阪神 近本後輩リストアップ!大阪ガス・小深田

[ 2019年9月18日 05:55 ]

大阪ガス・小深田
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 運命のドラフト会議が1カ月後に迫る中、近本後輩にも大注目だ!阪神は今秋ドラフト上位候補として大阪ガスの小深田大翔内野手(23)をリストアップしていることが17日、わかった。セ・リーグ新人歴代2位の150安打を放つ近本に負けず劣らずのヒットメーカーで快速自慢の男がドラフト戦線を熱くしそうだ。

 まるで近本の“弟”のような存在だ。1メートル68、67キロ。本家よりさらに小兵だが、シュアな打撃と50メートル走5秒9の快速が最大の魅力だ。近大では主将を務め、リーグ戦通算107安打を記録。球団関係者は「パンチ力もあるし、走れて打てて、近本とよく似たタイプ。当然リストに入っています」と明かした。

 連覇を狙った今夏の都市対抗は初戦敗退を喫したが、昨年の同大会が圧巻だった。2回戦・新日鉄住金かずさマジック戦で右翼へ本塁打を放つなど計5試合で20打数6安打、4打点、打率・300をマーク。近本はMVPに相当する橋戸賞に、小深田は新人賞にあたる若獅子賞に輝いた。本職は二塁だが、今季から遊撃にも挑戦。三塁もこなすなど守備力には定評がある。

 猛虎と浅からぬ縁もある。兵庫県出身で根っからの阪神ファンだ。近大に在籍した17年1月には元プロ野球選手が大学生に技術指導を行う冬季特別トレーニングに参加。講師役を務めた元阪神・桧山進次郎氏から右脇が開く癖を指摘されるなど細かい打撃指導を受け、飛躍につなげた。

 猛虎は今夏の都市対抗を畑山俊二統括スカウト以下、複数人で視察。小深田とともに上位候補に挙げるJFE西日本の左腕・河野竜生投手、トヨタ自動車の補強選手として出場した東海理化の最速152キロ右腕・立野和明投手らもチェックした。大阪ガスは6日に今秋の日本選手権出場を決めたばかり。運命の10・17へ向け、今後も小深田の動向を注視していく。

 ◆小深田 大翔(こぶかた・ひろと)1995年(平7)9月28日生まれ、兵庫県佐用町出身。利神小1年から利神ドジャースでソフトボールを始め、内野手。小6から投手に。佐用中では佐用スターズに所属し、遊撃手。神戸国際大付では1年秋からレギュラーも甲子園出場なし。近大では1年春からリーグ戦に出場し、2年春と4年春秋にベストナイン。通算107安打。18年に大阪ガス入社。同年の都市対抗で若獅子賞に輝く。50メートル走5秒9。遠投95メートル。1メートル68、67キロ。右投げ左打ち。

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