楽天 台湾・ラミゴを買収へ 有望若手多数の人気球団“パイプ”さらに強固に

[ 2019年9月18日 05:31 ]

楽天が買収する台湾の「ラミゴモンキーズ」
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 楽天が台湾プロ野球の人気球団である「ラミゴモンキーズ」を買収することが17日、分かった。近日中にも合意に達し、正式に発表される見込みだ。これまで以上に台湾球界とのパイプが太くなるだけに球団にとっても大きな朗報といえる。

 世界を股に掛けてスポーツビジネスを展開する楽天が、またも大きな決断を下した。昨季まで4割打者の王柏融(ワンボーロン・現日本ハム)が在籍するなど将来有望な若手が多く、チアリーダーの「ラミガール」も有名な人気球団の買収。新規顧客の獲得など本社のビジネス面のメリットは大きいが、球団としてもさまざまな展開が予想される。

 現在、チームには台湾出身の宋家豪(ソンチャーホウ)が在籍し、貴重なセットアッパーとして活躍。今年の2月には台湾遠征を敢行し、ラミゴと親善試合も行った。さらに8月にはU18台湾代表の王彦程(ワンイェンチェン)とも育成契約で合意した。

 昨年のアジア選手権では大阪桐蔭・柿木、金足農・吉田輝(ともに現日本ハム)の甲子園決勝先発コンビのリレーに投げ勝ち、今年のW杯でも降雨コールドながら5回1失点で2年連続で高校日本代表を抑え込んだ左腕だ。元々太かった台湾球界とのパイプが今回の買収でさらに強固なものとなりそうだ。

 今後は選手、指導者の交流、1年を通して温暖な台湾で合同自主トレやキャンプが行われる可能性もある。強力タッグで日本と台湾のプロ野球を盛り上げる。

 ○…近年の楽天は幅広くスポーツ事業に取り組む。04年のプロ野球界進出にとどまらず、14年にはJ1神戸の経営権を取得。17~18年シーズンからサッカーの強豪・バルセロナ(スペイン)と4年総額2億2000万ユーロ(約257億円)でメインパートナー契約を結び18年は総額100億円規模の大型契約で同クラブからイニエスタを獲得した。09年よりスポンサーを務めるテニスの楽天ジャパン・オープンも今月30日に開幕。10月8、10日には16年ぶりに日本で行われるNBAのプレシーズンゲームも主催しラプターズとロケッツを招く。

 ▽ラミゴモンキーズ 台湾のプロ野球組織である中華職業棒球大連盟(CPBL)に所属する球団で、親会社は靴メーカー「La New」。03年に第一金剛を買収し、ラニュー・ベアーズとして発足。本拠地を桃園市に移した11年に現チームに改称した。06年の初優勝から過去6度の台湾王者。13度のリーグ優勝も誇り、リーグ記録となる5半期連続優勝は現在まで続く。過去の選手に現日本ハムの王柏融ら。

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