ヤクルトにある“不思議な風土” 村上ら若手選手が伸び伸びと成長する背景とは

[ 2019年9月18日 10:00 ]

ヤクルト・高津2軍監督
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 来季のヤクルトの新監督に、高津臣吾2軍監督の就任が決定的となっている。チームのレギュラーシーズン全日程終了後にも、正式発表される見込みだ。

 18年から2度目の監督に就任した小川監督は、同年に最下位だったチームを2位に導くと、今年は2年目の村上を起用し続けた。村上は「使って頂いている監督のおかげです」と感謝し、その思いをバットに乗せている。

 阪神・近本ともに新人王を争うだけでなく、94打点はリーグ2位、35本塁打は同3位に位置している。賛否はあるかもしれないが守備や走塁などまだまだ荒い部分には目をつむり、起用し続けたことで19歳の飛躍を引き出した指揮官。だが、そこは勝負の世界。チームとして最下位の責任を取り、ユニホームを脱ぐことになった。

 ヤクルトには不思議な風土があると言われている。実際に17年に担当した記者も感じた。プロとして勝ち負けが最上位にあるべきだが、一方で他球団にはないアットホームさがある。当然、最下位という順位は褒められたものではないが、近年なら山田や村上ら若手選手が伸び伸びと成長する背景には、この雰囲気が影響しているのではないかと思う。

 高津新監督はどのようなチームづくりを進めていくのか。非常に興味深い。特に今季は投手陣が崩壊した。投手出身で日米通算313セーブを誇る新指揮官にかかる期待は大きいだろう。忘れてはいけないが、首脳陣を刷新するだけではなく、フロントと現場が一体となることが重要だ。

 新体制をしっかりとバックアップできるように、編成部門の強化も進めてもらいたい。(記者コラム・川手 達矢)

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