阪神 逆転勝ちで3位と3差 近本、3安打でミスターに並ぶシーズン153安打

[ 2019年9月18日 21:34 ]

セ・リーグ   阪神3―2ヤクルト ( 2019年9月18日    甲子園 )

<神・ヤ24>8回2死、近本は一塁内野安打を放ち、長嶋茂雄氏のセ・リーグ新人最多安打記録に並ぶ(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神がヤクルトを逆転で下して2連勝、この日試合のなかった3位・広島とのゲーム差を3に縮めた。

 4回、先頭・糸原が四球で出塁すると、1死二塁から7番・大山が中前適時打を放って先制した。一度は逆転されたが7回、先頭・近本がこの日2安打目の中前打で出塁すると、1死からリーグ単独トップに躍り出る34盗塁目を決めて好機をつくる。マルテの四球などで2死一、三塁とし、高山の中前適時打で同点。さらに大山が三塁手のグラブをはじきレフト前へ運ぶ適時打を放って3-2と試合をひっくり返した。

 近本は初回に左前打、8回の第5打席にも一塁内野安打を放ち、この日は3安打猛打賞。今季通算153安打とし、長嶋茂雄(巨人)が1958年に記録したセ・リーグ新人安打記録に並んだ。

 先発・青柳は5回2/3を4安打7四死球2失点で降板。今季9勝目はならなかったが、リリーフ陣が好投し逆転勝利を呼んだ。

 ヤクルトは1点ビハインドの6回1死一、二塁から吉田の右前適時打で追いつき、奥村の三塁線を破る適時二塁打で一度は逆転に成功したが、先発ブキャナンの後を受けて7回のマウンドに上がったハフがつかまった。

 この日、「5番・一塁」で先発出場した村上は2打数ノーヒット、2四死球。1953年の中西太(西鉄)が持つ高卒2年目以内での歴代最多36本塁打にあと1本と迫っていたが、快音を響かせることはできなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2019年9月18日のニュース