阪神・鳥谷 来季構想外も現役続行に意欲、他球団への移籍を模索

[ 2019年8月31日 04:30 ]

<神・巨(20)>国歌斉唱に並ぶ鳥谷(撮影・井垣 忠夫)
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 5年契約の最終年を迎え、去就が注目される阪神の鳥谷敬内野手(38)が、球団から来季構想外を伝えられたことが30日、分かった。29日に谷本修球団本部長らと会談した際に通告された。関係者によれば、来季以降の現役続行に意欲を見せているといい他球団への移籍を模索する可能性が高い。

 鳥谷が今季限りで猛虎を去ることになった。29日午前に揚塩健治球団社長、谷本修球団本部長、嶌村聡副本部長と来季の去就について会談の場を持った。谷本本部長は「あれだけのレジェンドプレーヤーですので、丁寧にやらないといけない。本来は自分で出処進退を決められる数少ないプレーヤー。そこは本人が決める話」と話し合いの場を持ったことを認めたが、内容の細部については言及せず。ただ、関係者の話を総合すると「戦力外」という厳しい現実を突きつけられた。

 鳥谷は25日のヤクルト戦の9回に代打出場し遊撃内野安打を放った。その試合後に早大時代から慣れ親しんだ神宮での今季最終戦について問われ「(今季最後の)神宮というか、自分も最後になるかもしれない」と発言し去就が注目されていた。この日の試合前練習を終え報道陣に囲まれると、事実だけを淡々と明かした。

 「昨日(29日)会って球団がどう考えているのかを聞きました。自分がどうするかは(まだ)考えていない」

 生え抜きスターに残された道は、他球団への移籍か現役引退の2択しかない。ただ、関係者によると、来季以降の現役に強い意欲を示しているという。その証が普段と何ら変わらない姿だ。この日も午前11時半に誰よりも早く室内練習場に姿を見せ、黙々と体を動かした。約1時間20分、ランニングや打撃練習に汗を流した。体と心を突き動かすのは、野球への変わらない思いだ。

 6月に38歳を迎えた16年目シーズンは開幕から苦境が続いた。新人の木浪や北條に遅れを取る形となり、ここまで主に代打で56試合出場にとどまり打率・208、本塁打と打点はいまだ0だ。17年に2000本安打を達成し、球団記録の2082安打を誇る。輝かしい戦績は猛虎の宝といっていい。逆転でのクライマックスシリーズ進出を目指すチームにあって、その姿勢や練習態度は若手の良き手本にもなっている。

 衰えぬ野球への情熱、技術と経験を持ち合わせる一方で、他球団から話がなければ現役続行の道はついえる。厳しい現実にさらされた猛虎の背番号1。「ファイナルアンサー」に注目が集まる。

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