楽天・フェルナンド涙の5年目初お立ち台 期限ギリギリ7月支配下復帰、満塁一掃打で貢献

[ 2019年8月31日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天7-2日本ハム ( 2019年8月30日    楽天生命パーク )

お立ち台で涙を流すフェルナンド(撮影・尾崎 有希)
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 楽天・フェルナンドの目に涙があふれた。「5年間で初めて。応援してくれる人もいるから」。プロ5年目、初のお立ち台で必死に笑顔をつくった。

 4回に2点先制し、なお1死満塁。「真っすぐが強いので振り負けないように」と、北浦の140キロ直球を叩いて左越えに3点二塁打。一挙6得点のビッグイニングを演出した。4点差の6回は1死二塁からの中前打で貴重な追加点を挙げた。

 まだ見慣れない背番号「97」。白鴎大からドラフト4位入団も4年間で56試合1本塁打。ケガもあって昨オフに育成登録となり、期限ぎりぎりの7月31日に支配下登録に復帰したばかり。崖っ縁からはい上がり、チームが今季ワーストの借金1となる危機を救った。

 輝く笑顔が似合う。日系ブラジル人として両親と5歳で来日したが、父方の祖国で「ガイコクジン」として見られ、つらい思いも重ねた。それを「笑顔」で乗り越えた。育成契約になったとき、両親に「エンジョイ!楽しめば結果もついてくる」と励まされ、笑顔の意味を思い出した。

 連敗を2で止め、単独3位復帰の平石監督は「必死さは伝わるがまだまだこれから」とフェルナンドを突き放す。潜在能力を知るから期待値も高い。「決めたことを貫いてやってきた」。2安打4打点のヒーローはまた、白い歯をこぼした。(君島 圭介)

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