阪神・高橋遥、気迫の7回2失点好投も勝てず「自分自身に悔しい」

[ 2019年8月31日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1―4巨人 ( 2019年8月30日    甲子園 )

<神・巨(20)>7回2死一、二塁、丸に勝ち越し適時打を許して呆然と立ち尽くす高橋遥(撮影・北條 貴史)
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 勝たせてあげたい。甲子園のファンの思いも届かなかった。巨人相手に力投を続けた阪神・高橋遥が7回、ついにつかまった。1死から途中出場の石川にマルテのミットを弾く右前打を許すと田口に送られ、坂本勇は申告敬遠で一、二塁。丸との勝負で明暗が分かれた。

 フルカウントから、この日108球目を右前打され決勝点を与えた。高橋遥は天を仰ぎ、スタンドはため息が支配した。7回2失点。誰もが認める好投。それでも勝てない。重い重い1点だった。

 「力不足でした。でも7回は力不足でも抑えないといけない場面でした。終盤のピンチの場面でも続投させてもらったのに、踏ん張りきることができず、自分自身に悔しいです」

 前回の巨人戦、16日の東京ドームでは7回113球で4安打2失点。4回、岡本に許した2ランが致命傷となった。そして、この日も2失点ながら、自身も巨人戦連敗。福原投手コーチも「低めでゴロを打たせる持ち味は出ていたんだが」と健闘を称えるのが精いっぱいだった。

 亀井、丸らの左打者は第1ストライクから打って出てきた。逆に坂本、岡本ら右打者はじっくりと構えていた。この傾向をインプットし、4回は大城、5回は亀井をともに併殺に仕留めピンチにも耐えて見せたが、この夜は丸に許した3安打が、痛恨の結末につながった。

 「よく粘って、ダブルプレーを取ったり、しのいでくれたんだが。最後も抑えてほしかったが、彼にとってすべてが経験になると思う」と矢野監督。防御率2点台でも4勝目は遠い。ここで焦らず、自分を貫けるか。巨人戦初戦を託した指揮官も、1点の重みを味わった左腕の進化を待っている。(鈴木 光)

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