スカッグス投手死因判明 エプラーGM「我々は深く悲しんでいる」 遺族は薬物入手にエ軍スタッフ関与示唆

[ 2019年8月31日 11:24 ]

7月1日に急逝したタイラー・スカッグス投手
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 ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)が30日(日本時間31日)、7月1日に急逝したエンゼルスのタイラー・スカッグス投手(享年27)の死因について、鎮痛作用のある医療用麻薬(オピオイド)とアルコールを併用し、嘔吐物が喉に詰まり窒息死したと報じた。テキサス州タラント郡の検死機関が報告書で明らかにしている。

 同投手は遠征先のテキサス州のホテルで衣服を着用したまま意識がない状態で発見され、死因は公表されていなかった。同投手が使用したとされるオピオイドは医療用麻薬の分類。オピオイドは処方箋無しには入手できず、エ軍のチーム関係者が関与している可能性が指摘されている。スカッグス投手の家族は「タイラーがこれらの麻薬をどのように手に入れたのか、誰がそれらを供給したのかについての真実が分かるまで、私たちが休まることはない」と声明を発表している。

 30日(同31日)の試合前にエンゼルスタジアムで会見に応じたビリー・エプラーGMは「今日の報告を聞き、我々は深く悲しんでいる。胸が張り裂ける思い。真実を知るために積極的に調査に協力している」とコメント。その上で「我々にとってこの数カ月がどれほど辛いものだったか。我々の彼への思いが変わることはない」と話した。記者団の質問は球団関係者が薬物の関与に関わった点に集中したが、同GMは「捜査中なので話すことはできない」と話すにとどめた。その後、会見を開いたブラッド・オースマス監督は「今日(事実を)初めて知った。ただただ驚いている」と話した。

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2019年8月31日のニュース