シーズン佳境のプロ野球 各地で守護神リリーフ失敗 中崎炎上に続いて山崎、松井、岡田も…セーブ1人だけ

[ 2019年8月24日 22:08 ]

<中・広>9回裏2死一、三塁、福田に同点となる右前適時打を打たれ、ガックリの中崎(撮影・椎名 航)
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 優勝争いも佳境に入っているセ・パ両リーグは24日、6試合が行われたが、各地で守護神のリリーフ失敗が相次いだ。

 大逆転でのセ・リーグ4連覇を目指す3位・広島は5位・中日相手に4―1と3点リードした場面で3年連続胴上げ投手の守護神・中崎翔太投手(27)が4番手として登板したが4安打3失点と炎上して追いつかれ、まさかの延長戦に突入。10回に中日の抑えを務める岡田俊哉投手(27)から会沢が決勝打を放って最後は5―4で勝利を収め、2年目の遠藤淳志投手(20)がプロ初セーブ、中崎は3勝目(3敗9セーブ)を挙げた。

 6ゲーム差で追う首位・巨人との直接対決となった2位・DeNAは6―5と1点リードで迎えた9回、昨季のセーブ王で今季もここまでリーグトップの25セーブを挙げている山崎康晃投手(26)が5番手として登板。2死を取ってから2連続四球を出して坂本勇に同点打を浴び、延長戦に突入した。最後は10回からイニングまたぎとなった6番手・エスコバーが11回、石川にサヨナラ2ランを被弾。巨人の5年ぶり優勝にマジック20が点灯した。

 昨季史上最年少100セーブを達成し、今季もここまでリーグ最多の30セーブを挙げている楽天の松井裕樹投手(23)は5―5で突入した西武戦の延長10回に6番手として登板したが、2死一、二塁から中村にサヨナラ二塁打を浴びて今季6敗目(2勝)。

 この日、登板したリリーフエースでセーブが付いたのは阪神の藤川球児投手(39)だけ。7―4と3点リードで迎えたヤクルト戦の9回に5番手として登板。見事3者凡退に仕留めて今季9セーブ目(4勝1敗)を挙げた。

 ロッテは9―5でソフトバンクを下し、日本ハムは7―1でオリックスに勝利。ともに守護神の登板はなかった。

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