オリ山岡、亡き恩師に捧げる初10勝「これで良い報告ができる」

[ 2019年8月24日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス6―4日本ハム ( 2019年8月23日    京セラD )

6回2失点で10勝目の山岡 (撮影・奥 調)
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 絶対に負けられない理由があった。被安打9。オリックス・山岡は23日の日本ハム戦で、毎回のように得点圏に走者を背負うなど再三の危機を耐えて6回2失点。プロ3年目で自身初の2桁10勝に到達し、本拠地・京セラドームのお立ち台で喜びを爆発させた。

 「感謝の気持ちしかありません。何とか最少失点で粘ることができました」。最速149キロの直球に、縦横のスライダー、左打者へのチェンジアップを有効に織り交ぜて要所を締めた。西村監督からも「何とか2点で抑えてくれた」と称えられた。

 天国の恩師に捧ぐ節目の白星だった。今月上旬に、出身の東京ガスで投手コーチを務めていた安達公則さん(享年39)が死去。温厚な人柄で面倒見が良く、誰からも慕われた。広島・瀬戸内3年春、東京ガスに練習参加した際に初対面。「僕は元々カッカしやすいタイプで、メンタル指導をしてくれた。あの人がいたから東京ガスに入ったんです。調子を落とした時とか、ご飯に誘ってくれて励ましてくれて…。言葉ではなく、気遣いの人でした」。横浜市内で営まれた告別式には参列できなかったが、「これで良い報告ができると思う」。そんな思いがこもった95球だった。

 リーグトップの勝率・769(10勝3敗)で、最高勝率のタイトルも視野に入れる快投劇。チームは最下位ながら、3位・楽天と2・5ゲーム差と迫る。「最高勝率は個人の記録だから、きれい事ではなくて正直どうでも良いんです。チームがCSにいって、日本一になれるように頑張るだけです」。背番号13が逆転CSのキーマンだ。(湯澤 涼)

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