阪神・高橋遥“ホーム”で成長1勝 村上を3連続K 矢野監督も攻めの投球評価

[ 2019年8月24日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8―3ヤクルト ( 2019年8月23日    神宮 )

3勝目を挙げ、矢野監督(左)とタッチをかわす高橋遥(撮影・大森 寛明)
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 慣れ親しんだ“ホーム”で成長の1勝を手にした。阪神の高橋遥は23日のヤクルト戦で8安打を浴びながら6回2失点(自責1)にまとめ、7月7日の広島戦以来となる3勝目。長いトンネルを抜けた声は喜びで上ずった。

 「大学の時にものすごくたくさん投げたので。ちょっと周りを1回見渡して初回に入っていった」。亜大時代に幾度となく腕を振ってきた神宮球場のマウンドが力をくれた。プロ2年目での初登板。「新鮮だった」という場所で心を落ち着けて打者と対峙(たいじ)した。

 名勝負の始まりを予感させた。19歳にして30本塁打をマークした村上を3打席連続三振と圧倒。2打席目までは勝負球に変化球を選んで空を切らせたが、5回2死二、三塁では148キロの直球で仕留め「村上君はまっすぐに強いイメージで、最後、まっすぐで空振りを取れたのは良かった」とうなずき、矢野監督も「あそこ(5回)で我慢して攻めた投球ができたということで結果、こういうふうになった」と評価した。

 5月から1軍のローテーションに定着し「経験」という唯一無二の財産を蓄える一方で、「研究」という努力も継続してきた。寮の自室ではスマホを握りしめ同じ左腕の投球動画に目を光らせる。「とにかく左投手を見るようにしてますね。今永さん、床田さん、大竹とか…勝負できるボールが自分より多いんで」。中でも同世代の楽天・松井を「ピンチでも、どのボールも勝負できるので凄い」とサウスポーの理想に掲げ、意識してきた。

 「前回のカードから青柳さん、秋山さん、もっちー(望月)が勝ち投手になって良い流れで来てたので、この流れを止めないように投げた」。自身の連敗を3で止め、チームの4連勝を導いた。汗のにじむ102球が、逆襲への号砲だ。 (遠藤 礼)

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