DeNAドラ2・伊藤裕 「焼肉定食」より好きな四字熟語とは

[ 2019年8月24日 09:30 ]

<D・中18>8回無死一塁 同点2ランを放つ伊藤裕(撮影・久冨木 修)
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 「好きな四字熟語は“焼肉定食”です!」

 彗星のごとく現れたヒーローは、初めて上がったお立ち台でそう言ってファンを笑わせ、プレーに加えて話術でもファンの心をつかんだ。

 8月10日の中日戦(横浜)。DeNAのドラフト2位・伊藤裕季也内野手はプロ1号を含む2本のアーチを架け、チームに勝利を呼び込んだ。

 8月8日に1軍に初昇格すると、翌9日にプロ初安打。そして10日にはプロ初本塁打と順調に進む。ここまで11試合に出場して打率・303、4本塁打、7打点。1軍の生活も「慣れてきました」と明るい表情を見せた。

 大事な教えが生きている。2軍生活中、嶋村2軍打撃コーチから「まずは直球を捉えないと生き残れない」と口酸っぱく言われていた。豪快なフルスイングで描いた4本塁打中、3本は直球を捉えたもの。「それができているから、少しは結果が出ているのかな」と手応えを口にした。

 ちなみに、最近「焼肉定食」は食べたのだろうか。聞けば伊藤裕は「全然食べていません。焼肉は人並みに好きですけど」と苦笑い。あのヒーローインタビューの最後、急に自己紹介も含めたファンへのメッセージを求められ、驚きながらも「これしかないと思って」とアドリブで冒頭の言葉を言ったのだという。

 そんな伊藤裕が本当に好きな四字熟語がある。それが「捲土重来」だ。一度は敗北や失敗をしながらも、勢いを取り戻して巻き返すことのたとえ。3月には緩慢走塁で懲罰交代を経験したり、2軍でも序盤は結果が出ずに苦しい時を過ごした。それでも地道な努力で1軍への道を切り開き、チャンスをつかんだ。「いろいろありましたけど、そこから力を付けて活躍したいという自分の願いを込めて」と大切にしている言葉になった。

 「長くレギュラーでやっていくことが目標です。そのために打撃も守備も、これからもしっかりやっていきたい」。プロ野球人生は始まったばかり、全ての経験を糧に、伊藤裕は進んでいく。(記者コラム・町田 利衣)

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