雄星 大谷と“花巻東対決”に感慨「東北の子供たちが夢持てる環境になった」

[ 2019年5月31日 02:30 ]

菊池は大谷との対戦を心待ち(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(27)が30日(日本時間31日午前11時10分開始)、シアトルでエンゼルス戦に先発する。岩手・花巻東高の後輩、大谷翔平投手(24)とのメジャー初対決が注目されている。大谷は29日(同30日)のアスレチックス戦で右前打を放ち、3試合連続安打をマーク。メジャーの舞台で、若い2人の名勝負が繰り広げられる。

 高ぶる気持ちと、冷静さ。菊池は後輩との対戦を心待ちにしつつ、最終調整に努めた。

 「特別意識しないようにしていますけど、周りの方が楽しみにしてくれているのはモチベーションになる」

 最後の対戦は西武時代の17年3月31日、札幌ドームで行われた日本ハムとの開幕戦。あれから2年、メジャーの舞台での対戦へ弾む心は、あえて抑えた。「これから何回も戦わないといけない相手だし、個人的な感情を意識していたらよくない」。だが、花巻東で育った2人が、世界最高峰の舞台で対峙(たいじ)する意味は大いに感じている。

 「僕らが小さい頃は中央に行かないとプロ野球選手になれないとか、メジャーリーガーなんて“おまえ何言ってんだ”と、そういう雰囲気が正直あった」

 メジャーでの日本選手による同窓対決は、07年6月16日の桑田(パイレーツ)VS松井稼(ロッキーズ)のPL学園対決以来2度目。「岩手や東北の子供たちが身近に夢を持てる環境になったのかな」と感慨深げだ。

 調整は万全を尽くした。ブルペンで15球の後、平地で約20球の全力での投球練習。「(4回途中5失点だった)前回は丁寧に行き過ぎた。初回から全力で行く。だいぶ状態は上がってきた。マウンドに不安ない状態で上がれる」と腕をぶした。

 大谷らと築き上げてきた故郷の野球文化。「前後にも凄くいいバッターがいる。個人的な勝負よりもチームに貢献したい」。フォア・ザ・チームに徹する中で、もちろん後輩をきっちり仕留める。(笹田 幸嗣通信員)

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