西武・戸川プロ初本塁打!球団育成出身初のアーチ、汚名返上の同点弾に「凄いうれしい」

[ 2019年5月31日 22:53 ]

パ・リーグ   西武3―2ロッテ ( 2019年5月31日    ZOZOマリン )

<ロ・西>5回1死、同点ソロ本塁打を放つ戸川(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 その打球は、まるで駿馬のごとく鋭く伸びた。

 1点を追う5回1死。西武の5年目・戸川が、二木の141キロの直球を強振する。低いライナーがそのまま右翼スタンドに飛び込むプロ初本塁打だ。初回に課題の右翼守備で打球を後逸。先制点を与えていただけに、汚名返上の同点弾に「絶対に取り返そうと思った。完璧でした。凄いうれしい」と喜んだ。

 育成出身選手として球団初の本塁打。「自分だけの力じゃない。支えてくれた人に感謝したい」。実家は北海道日高町の「戸川牧場」。15年の年度代表馬でG1・6勝のモーリスの生産牧場だ。戸川自身、子供の頃は乗馬クラブに通って騎手を目指していた。今は「自分は野球選手。チャンスで1本打てる、チームを救う打者になりたい」と力を込める。

 昨オフにソフトバンク・柳田と自主トレを行い、タイミングの取り方などを伝授された。今季はプロ初出場に初安打、そしてこの日で4試合連続安打だ。「まだまだ試されている立場。1打席1打席、集中している」という戸川を、辻監督は「必死だよ。ヒットを打たないと代えられる。俺も経験がある。必死にやっている中で見事な本塁打だった」と称えた。

 モーリスがG1を初制覇した15年の安田記念は、戸川も東京競馬場で応援。「凄く感動した。ウチの馬じゃないみたいで…。自分も頑張ろうと思った」。くしくも2日には今年の安田記念が開催される。ヒーローインタビューで記念のボールを手に「両親に贈ります」と笑った戸川が、球界というターフを全力で駆け抜ける。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年5月31日のニュース