「兄弟」絡むリプレー検証で、NPBの兄弟選手について考えた

[ 2019年5月31日 10:30 ]

<巨・広>4回1死一、二塁、一度はセーフになるも勢いで飛び出し、その間に弟・田中俊太(左)にタッチされ、アウト判定を下される田中広輔(中央)
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 「兄弟」が絡む珍しいリプレー検証があった。5月25日巨人―広島10回戦(東京ドーム)の4回。巨人・田中俊太内野手(25)が守る三塁に、二塁走者の広島・田中広輔内野手(29)が三盗を仕掛けた。兄がオーバーランして一瞬ベースから足が離れ、弟が素早く右足にタッチ。塁審はアウトを宣告し、広島ベンチはすかさずリクエストを求めた。

 判定を待つ間、ビジョンにはこの瞬間の映像が何度も流れた。珍しい兄弟のクロスプレー。テレビの実況、解説者も「兄弟談義」に話が及ぶ。記者席で見つめながら、NPBに在籍する兄弟プレーヤーを調べた。

 昨季3組だった兄弟選手は、今季は田中兄弟を含めて計5組。

 楽天・則本昂大―楽天(育成)・則本佳樹
 阪神・上本博紀―広島・上本崇司
 ヤクルトのアルバート・スアレス―ソフトバンクのロベルト・スアレス
 ロッテ・高浜卓也―日本ハム・高浜祐仁

 田中兄弟はオフに沖縄で合同自主トレを行い、弟は「いい練習ができている。どんどん(兄に)聞いていきたい」と言い、プロとしての立ち振る舞いまで学んでいた。今季の広島―巨人開幕戦(3月29日、マツダ)で共にスタメン出場。5月10日には広輔がDeNA戦で今季1号2ランし、俊太がヤクルト戦で今季2号満塁弾を放つ「兄弟同日アベック弾」を達成した。

 広島、阪神の新井兄弟がバリバリの1軍選手として活躍していたが、共に最前線でプレーする例は珍しいように思う。それだけに現在NPBに在籍する兄弟選手の活躍に期待したい。

 ちなみに、5月25日のリプレー検証の結果は、兄の右足の方が弟のタッチより先にベースに戻ったとして、判定はセーフに覆った。(記者コラム・神田 佑)

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