阪神・大山4番の風格4打点 初回V3ラン 浜中コーチ伝授の“心得”胸に

[ 2019年5月31日 05:40 ]

セ・リーグ   阪神5―2巨人 ( 2019年5月30日    甲子園 )

初回1死一、三塁、大山は左越えに先制3ランを放つ(撮影・大森 寛明)
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 猛虎の右の4番の真骨頂だった。初回1死一、三塁。大山がヤングマンのスライダーをすくい上げた打球が左翼の空に高々と舞い上がった。上がり過ぎかとも思えた打球は、本拠地の浜風のありがたい後押しを受けてぐんぐん伸びる。ポール際に飛び込んだのを見届けると、少しだけ表情を緩めてダイヤモンドを駆け抜けた。

 「最悪でも犠飛という当たりだったんで、何とか1点は入ったなと思った。1点と3点では違いますし、自分にも安打というのがつくので、そういう意味では大きかった」

 会心の当たりではなくても、主砲としての最高の仕事だった。前回4月20日の対戦では8回3安打零封され、過去2戦2敗だったヤングマンに雪辱。浜中打撃コーチから伝授された「右の4番の心得」を胸に刻んで放った一打だった。

 「狙って打つ技術はないけど、去年の秋キャンプからずっと浜中さんに“右打者は浜風を利用しないといけないぞ”と言われていたので。浜風がなくても本塁打を打てるのがいいけど、球場の特徴を生かさないといけない時もある。そういう意味では今後の打席につながると思います」

 開幕から4番に座り続けるのは、セでは岡本(巨人)、ビシエド(中日)と3人。宿敵の4番には昨季は打撃成績で大差を付けられたが、大山が打率・278、9本塁打32打点。岡本は・254、9本塁打32打点。この日の活躍で本塁打、打点で並び、打率は上回っている。矢野監督は「開幕当初は迷った時もあったけど、やっぱり(大山)ユウスケの成長がチームの勝ちには絶対必要。それにしっかり応えてくれている。逆に言うとユウスケを大きく育てるような打順が4番だと思うのでね」と目を細めた。

 5回無死三塁でも中前適時打。1つ年下の高橋遥の初勝利に貢献できたのがうれしい。二人で上がったお立ち台で「何とか遥人に勝ちをつけてあげたかったので、仕事ができてほっとしてます」と柔和な笑顔を見せた。(山添 晴治)

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