データで見るヤクルト14連敗 QS率大幅悪化 無失策試合わずか4

[ 2019年5月31日 08:18 ]

セ・リーグ   ヤクルト0―13広島 ( 2019年5月30日    神宮 )

2回、小川(中央)の元に集まるヤクルトナイン(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 ヤクルトが5月14日の広島戦から14連敗。プロ野球の14連敗以上は15度目で、ヤクルトは70年の16連敗を筆頭に4度目で最も多い。

 連敗中の成績を見ると、防御率が連敗前の4・15から6・31まで悪化。特に先発陣が7・06で、同期間のクオリティースタート(6回以上自責点3以下)率は21・4%。先発投手がゲームをつくれず先制試合がわずか3試合(連敗前は20試合)と主導権を握れない。

 打線はリーグ最多タイの239得点だが、連敗開始前後の平均得点は4・9から3・3に。得点圏打率は・246から・173まで下降し、連敗中の15本塁打のうちソロ11本と好機で結果が出ない。

 守備も連敗中に19失策を犯し、無失策はわずか4試合。不振の投手の足を引っ張っている。攻守にかみ合わない現状だが、まずは先発陣の奮起が不可欠。31日先発のブキャナンは連敗中の5月23日阪神戦で6回無失点と好投し、連敗ストップの期待がかかる。(記録課・志賀 喜幸)

続きを表示

2019年5月31日のニュース