ソフトB 米ドラ1・19歳158キロ右腕獲った!MLBドラフト直前に全米激震

[ 2019年5月22日 05:30 ]

18年のMLBドラフト、全体の8番目でブレーブスに指名されたカーター・スチュワート
Photo By ゲッティ=共同

 ソフトバンクが、今年6月の大リーグのドラフト会議で1巡目指名が確実視されていたカーター・スチュワート投手(19)を獲得することが21日、分かった。同投手は昨年の同会議でブレーブスから1巡目(全体8番目)指名を受けたが、故障もあり、契約合意に至らなかった。米国のアマチュアトップ選手が日本の球団と契約するのは極めて異例。米球界には衝撃が走っている。

 衝撃のニュースが全米に流れた。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」の名物記者ケン・ローゼンタール氏が自身のツイッターで「日本のソフトバンクがスチュワート投手を獲得した」と伝えた。6月3日(日本時間4日)に始まるドラフト会議の目玉と言われていた逸材だ。

 ソフトバンクの三笠杉彦球団統括本部長は西武戦が行われた沖縄セルラースタジアム那覇で対応。「現時点でお話しできることはありません」と前置きした上で「世界中のいい選手をうちの優秀なスカウトが見ている」と否定はしなかった。

 19歳のスチュワートは1メートル98の長身右腕。最速98マイル(約158キロ)の直球とカーブを武器とし、米専門誌は「バーランダーのようなタイプ」と、アストロズのサイ・ヤング賞右腕と比較して才能を評価している。昨年6月のドラフトではブレーブスから全体8番目で指名を受けた。ブ軍は契約金200万ドル(約2億2000万円)を提示したが、スチュワート側は370万ドル(約4億700万円)を要求。身体検査で右手首に異常が見つかったこともあり、契約期限の7月6日までに合意しなかった。現在はイースタン・フロリダ州短大に在籍している。

 代理人は敏腕で知られるスコット・ボラス氏で、09年にはナショナルズに全体1番目で指名された右腕ストラスバーグの入団交渉が難航した際に「日本球界入り」を示唆したことがあった。今回のソフトバンク入りに関して、米球界関係者は「今後も適正な金額を提示しなければ、日本行きの選択肢もある、というMLB球団へのメッセージもあるのではないか」とみている。

 ソフトバンクはこれまでも独自の戦略でキューバ選手を獲得するなど、チーム力を高めてきた。三笠本部長は「モイネロもそうだし、スアレスもそう。世界中にいる選手を探すのは、前から取り組んでいること」と説明。米アマチュアのトップ選手の獲得は、歴史的な補強といえる。

 ◆カーター・スチュワート 1999年11月2日生まれ、米国フロリダ出身の19歳。オーガリー高では最速98マイル(約158キロ)を計測し、11試合で61回2/3を投げ、防御率0.91、128奪三振の好成績。18年ドラフト1巡目(全体8番目)でブレーブスに指名されたが、契約合意には至らず。18年秋からイースタン・フロリダ州短大に進学していた。1メートル98、91キロ。右投げ右打ち。

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