西武・山川 沖縄凱旋で20号!「沖縄で育って今がある。絶対に本塁打を打つ」宣言通り

[ 2019年5月22日 05:30 ]

パ・リーグ   西武7-6ソフトバンク ( 2019年5月21日    那覇 )

オリオンビールガールと記念写真を撮る山川(撮影・中村達也)
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 故郷に錦を飾った。西武・山川穂高内野手(27)が21日のソフトバンク戦で7回に20号3ラン。2年連続で両リーグ一番乗りの大台到達を果たした。今季チーム43試合目での到達は、パ・リーグの日本人選手では最速のペース。地元・沖縄で行われた試合にプロ入り後初めて出場した大砲が、節目のアーチで勝利につなげた。

 右手でバットを高々と掲げ、走りだした。1点差に迫られた直後の7回1死一、二塁。山川は松田遼の3球目を強振すると、打球は左中間の上段まで届いた。鳴りやまない指笛のシャワーに「凄すぎて…」と感激しながらホームインした。

 「打った瞬間に鳥肌が立った。泣きそうだった。今までの野球人生の中で一番うれしい本塁打。沖縄に恩返ししたいと思っていて、こういう形になって最高です」

 4打席目での快音が、開幕から13戦連続無失点だった松田遼から今季初の得点に。リーグの日本人選手では歴代最速の20号、年間ではプロ野球最多の66本塁打ペースだ。

 予告通りにアーチをかけた。「沖縄を離れてちょうど10年。成長した姿を生で見せられる舞台。沖縄で育って今がある。絶対に本塁打を打つ」と宣言。試合前、グラウンド整備にあたっていた保育園、小中学校の同級生の大城将暉さんと再会した。イニング間に「一本打ってほしいね」と声を掛けられてうなずき、実現した。

 前回沖縄で開催された17年6月28日ロッテ戦の時は直前に2軍落ち。「呼んでいたのに試合に出られず恥ずかしかったし、悔しかった」。お返しとばかりに2連戦で計200人を招待した。

 昨年は本塁打王獲得などの活躍から、12月に那覇市民栄誉賞を受賞。個人では昨年引退した歌手の安室奈美恵さんらに続く3人目だった。それでも「(安室さんは)沖縄はどこも歩けないようなスーパースター。僕はまだ歩ける」と話していた中、1月の沖縄自主トレでは「道でみんなが声を掛けてくれた」。3月下旬からはオリオンビールのCMにも抜てきされた。

 チームは6日以来の5割復帰。主砲は言った。「今から帰って余韻に浸ったら、(22日先発の)大竹さんをどういうふうに打つか考える」。地元への恩返し。一本で満足できるはずがない。(武本 万里絵)

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