広島8連勝 今季初の単独首位、菊池涼V打「必死につなぎました」

[ 2019年5月22日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3―2中日 ( 2019年5月21日    三次 )

<広・中>5回2死満塁、菊池涼は左前に先制の2点適時打を放つ(撮影・奥 調)
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 粘りに粘って勝負強さを発揮した。5回2死満塁、広島・菊池涼はフルカウントから3球ファウル後、中日先発・大野雄の9球目の真ん中直球を逃すことなく振り抜いた。三遊間を鋭く破る先制の2点適時打は、そのまま決勝打となった。

 「(野村)祐輔が(試合を)つくってくれたから。僕はどうでもいいでしょ。頑張って必死につなぎました」

 ヒーローははにかんだが、一塁塁上で右拳を突き上げたポーズに充実感がにじんだ。前の3回2死一、三塁では10球目を空振りし三振。前回7日の対戦で完封勝利を許した難敵相手にリーグトップの得点圏打率・455の勝負強さを示した。

 長く定番だった、左足を高く上げてタイミングを取るフォーム。入団時に野村謙二郎前監督(スポニチ本紙評論家)に勧められて取り入れたものだが、昨季、打率・233と低迷したことで決断した。「(成績が)悪かったら、変えなきゃいけないでしょ」。今春キャンプから着手した左足の上げ幅を小さく抑えるフォームに改造。3割超えの打率(・303)にも楽観的な言葉を安易に発しないが、緒方監督は「状態がもの凄くいいね。キクのところから中軸に入れば得点する確率が増える」と太鼓判を押した。

 今季最長に並ぶ2度目の8連勝。菊池涼もその間、34打数16安打の打率・471、9打点と貢献している。雨天中止の巨人と入れ替わり今季初の単独首位。最大借金8を抱えた低迷がウソのように5月に入って13勝3敗1分けの快進撃。投打の歯車ががっちりかみ合う王者。もう「定位置」を明け渡さない。(江尾 卓也)

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