膳所、初戦敗退も野手の守備位置に驚きの声「データ野球すごすぎる」

[ 2018年3月24日 15:35 ]

第90回選抜高校野球大会第2日・2回戦   膳所0―10日本航空石川 ( 2018年3月24日    甲子園 )

<日本航空石川・膳所>初回2死一塁、打者上田のときに極端なシフトを敷く膳所の内野陣
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 第90回選抜高校野球大会の第2日は24日、甲子園球場で1回戦と2回戦の計3試合が行われ、第3試合に21世紀枠で1959年以来、59年ぶりの出場となった膳所(滋賀)が登場。試合は日本航空石川に敗れたが、ネット上には膳所の野手陣のポジショニングに驚きと称賛の声が殺到した。

 膳所は2016年度の京大合格者数は全国2位の66人を誇る名門進学校。進学校らしく野球部の特長は「データを使いながらの守備の位置取り」で、昨年4月には「データ班」が創設された。野球経験がない専門部員が「R」という統計ソフトなどを使いダイヤモンドを198分割し、対戦校の打球位置や角度などを管理し分析している。

 対戦相手・日本航空石川についても、昨秋の明治神宮大会で行われた2試合のテレビ映像を入手。研究を重ね、打球傾向や気象データを加えて守備シフトを敷いた。三遊間に三塁手のみ、左中間に左翼手のみなど、極端なシフトでスタンドをどよめかせた。

 効果はてきめんで、この日も日本航空石川打線の痛烈な打球の多くが、シフトを敷いた膳所野手陣の正面に飛んだ。漫画の世界のような“データ野球”に、ネットは大反響。「打球が野手に吸い込まれる」「データ野球がすごすぎる」「データ班が優秀すぎて鳥肌が立った」と絶賛の声が殺到し、「膳所高校」がSNSのトレンドワードに入った。

 5回終了時には0―2だったが、終盤に失点を重ねて結果は大敗。得点は奪えなかったものの、59年ぶりのセンバツで膳所ナインは高校野球ファンに強烈な印象を残した。

 ▽膳所(ぜぜ) 大津市南部の地区で、琵琶湖南岸に位置する。江戸時代は膳所藩の城下町。古代に大津宮への食物を供した陪膳浜(おものはま)に由来するとされる難読地名。

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