ソフトB千賀 開幕暗雲…右上腕部に張り、わずか48球降板

[ 2018年3月24日 08:11 ]

オープン戦   ソフトバンク5―3広島 ( 2018年3月23日    ヤフオクD )

<ソ・広>3回を投げ降板する千賀
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 育成出身で史上初の大役へ暗雲が垂れ込めた。オープン戦最後の登板だったソフトバンク・千賀が右上腕の張りを訴え、3回で緊急降板。100球程度を投げる予定だったが、わずか48球で交代した。

 「前からちょっと出ていた。今までに(張ったことは)なかった」

 初回に2安打で1点を失ったが、2回は152キロを計測し、走者を許さなかった。その後、ベンチに戻ると首脳陣から状態を確認された。3回も続投して3者凡退で切り抜けたが、150キロ超を連発していた直球は140キロ台中盤まで落ち込んで、この回で降板した。

 侍ジャパンの強化試合を含め、3月の実戦登板は4試合。調整は順調だったが、最後に予期せぬアクシデントが待っていた。16日のウエスタン・リーグ、阪神戦で投じた80球が最多投球数で、スタミナ面の課題が残る。工藤監督は「投げられないわけではないけど、やめておきましょうということで代わってもらった。張りが取れて元に戻れば大丈夫」と現時点で中6日で開幕マウンドを託す構えだが、「3回で降りたのは計算外であることは間違いない」と不安を抱えた状態だ。

 試合前から違和感があったという千賀はオリックスと対戦する30日の開幕戦(ヤフオクドーム)へ向け、「腕の状態がどうなるか分からないけど、しっかり投げられるように1週間を過ごしたい」と話した。

 既に故障者は続出している。先発の柱を欠いてのシーズンインは、日本一を狙うチームとして何としても避けたいところだ。

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