キクマル マルチ競演 開幕不在確定的新井の穴埋める

[ 2018年3月24日 05:30 ]

オープン戦   広島3―5ソフトバンク ( 2018年3月23日    ヤフオクD )

<ソ・広>初回1死三塁、左前適時打を放つ丸
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 広島・菊池涼介内野手(28)と丸佳浩外野手(29)が23日のソフトバンク戦でそろって2安打1打点で気を吐いた。精神的支柱の新井貴浩内野手(41)が左腓腹(ひふく)筋挫傷と診断され、開幕不在が確定。リーグ3連覇への挑戦を前に緊急事態に見舞われた中、赤ヘルの中核を担う“キクマル”の躍動が頼もしい。

 オープン戦4連敗の帰り道。菊池は足を止めて「新井さんは大事な戦力」と不在の41歳を思った。今回の福岡遠征に不参加になっただけではない。1週間後も新井抜きでの開幕が確定した。だから、強く誓った。

 「焦らずにしっかりと治してもらうためにも、帰ってきた時にいいチーム状態でいれるようにしたい」

 言葉だけでなく、行動で決意を示した。初回は1死からソフトバンクの開幕投手、千賀の150キロ速球を力強く引っ張り、左翼フェンス直撃の二塁打で突破口を開いた。

 丸の4球目にはワンバウンドになった投球に素早く反応して三進。前進守備になったことで続く5球目を打った丸の一打は詰まりながらも左前へ落ちた。「内野が前に来ていたから、とにかく前に飛ばそうと思っていた。カウントもよかったので振っていくことは意識した」。菊池と丸の連動が昨春WBCでも活躍した好投手からの先制点を呼んだ。

 菊池は7回2死二塁では森から中越えの適時二塁打を放ち、二塁ベースには頭から飛び込んだ。試合前の時点で打率・091だった低調からの脱出を印象づけ、「今日は打撃練習からよかった。開幕まで期間もあるので、しっかり調整していきたい」と前を向いた。

 振り返れば、キャンプ中から「新井さんや石原さんに頼っていてばかりではダメ。僕、丸、(田中)広輔で締めないといけない。そこが今季のカギ」と強い自覚の必要性を強調していた。はからずも新井不在の危機に直面し、“キクマル”を中心とした世代が名実ともに赤ヘルをけん引する時が来た。

 丸も4回に中前打を加えるなど今春オープン戦で初のフル出場を果たし、「本番モードは変わらない」と既に準備は万全だ。球団史上初のリーグ3連覇への挑戦。先輩の離脱を嘆くのではなく、力に変えた。(河合 洋介)

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